2011講義概要(シラバス)
子ども学部 子ども学科
科目名
教育社会学概論I 担当者名 岡崎 友典
2単位 講義 半期 卒選択    
◆授業の目的・到達目標・学習内容◆
教育とは何か。これを教育に関するこれまでの研究成果を踏まえ、具体的な事例に即しながらに考えてゆき
ます。学生の皆さんはこれまで、自分が教育を受けてきたことに疑問を持ったことがあるでしょうか。子ど
もが大人になるためには、教育が必要であるとしても、それがどのようなものなのか。それは個人の体験だ
けでは理解できない多様な要素を含んでいます。教育については類似した用語があります。養育、保育、養護、さらにはしつけや子育てなど、子どもが大人になる過程でさまざまな言葉が使われています。本科目では家庭、学校そして地域社会のなかで生起する「社会現象としての教育」を、教育社会学の理論をもとに考察します。


◆授業計画◆
1.教育とは何かについて、個人(履修者)が自己の体験を振り返ることによりこれをイメージ化する。
2.教育社会学の成立またその理論がどのような歴史的背景をもつかについて学ぶ。
3.学習と教育の違いを、試行錯誤(トライアル アンド エラー)と指導の関係として捉える。
4.文化の創造・継承が社会のどの部分と関わるかについて、教育の役割として捉える。
5.家族・家庭の視点から
6.子どもの仲間集団の視点から
7.組織としての学校の視点から
8.職場・職業と進路指導の視点から
9.今日的な課題 地域社会の再編と教育
10.       教育の機会の平等と選択の自由
11.       子どもの社会・自然体験
12.       社会体制と階級・階層
13.       福祉と教育、人材の養成と人口の地域間移動
14.       国際化社会の異文化間教育
15.       学習社会の成立と教育


◆準備学習◆
1年次に履修した「教育学」関連の科目の内容を復習しておくこと。また高等学校までに学んだ人文・社会・自然科学に関わる「教科」を再確認し、基本的・基礎的なな知識=教養を身に着けておくこと。とくに社会科学の入門書や現代社会論などの書籍を入手し事前に学習しておくことが望ましい。

◆受講者へのメッセージ◆
「社会現象としての教育」を科学的に捉えるための基本的な概念について学ぶ科目なので、欠席せず、授業に積極的に参加(討議やレポートの提出など)する学生が履修のための条件。

◆成績評価方法◆
授業の展開に即して必要に応じてレポートを課し(3割)、期末試験(7割)と、「出席状況」を加味して総合評価する。

◆教科書等◆
新井育男・牧昌見編著「教育学基礎資料(第5版)」樹村房 2008年 1,300円
参考書】
岡崎友典「地域教育の創造と展開」放送大学教育振興会 2000年 3,000円、岡崎友典編著「生徒指導」放送大学教育振興会 2008年 2,200円、岡崎友典「コミュニティ教育論」放送大学教育振興会 2010年4月刊、岡崎友典著「家庭・学校と地域社会~ 地域教育社会学~」( 改訂版) 放送大学教育振興会 2004年 
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