変わる街「上海」
今、海外の都市の中で、日本人が一番多く暮らしているのは、中国の上海である。高層ビルがニョキニョキ建ち、ホテルがきれいになり、街の風景が変わる。上海に行くと、そのたびに、街が変化しているその様子に驚かされる。長江の河口近くに位置する上海は、この国の経済・貿易の中心都市。外国資本の中国進出の拠点であり、中国有数の貿易港である。
黄浦江と蘇州河との合流地点に架かる鉄骨製の外白渡橋から中山日東二路まで、南北約1.5kmのバンドまたはワイタン(外灘)と呼ばれる地区は人気の散歩コース。黄浦江の堤防上をゆっくりと歩くのは、なんとも気持ちがいい。
黄浦江の対岸が、浦東新区。アジア一高いテレビ塔の東方明珠塔が球形の球を串刺しにしたようなユニークな姿で建ち、高さが400mを超えるような高層ビル・・・。広い空間に、水と空、このエネルギー溢れる上海パワーのすごさに圧倒されそうになったとき、黄浦江をゆっくりと行きかう大型の貨物船に目を移し、その動きをジッと眺めていると、なんとなくホッとした落ち着いた気分になる。アレ~、遊覧船でもない、貨物船でもない、大きな広告ボードを乗せた船がゆっくりと・・・。人の集まるところは、広告効果も大なのである。
上海に行ったら、博物館も必見である。建物の下の方が方形で、上の方が円形になっている上海博物館は、建物自体のデザインも〈天は円(まる)く、地は方(しかく)〉という、古代中国の宇宙観を表したもの。所蔵品は12万点にのぼり、とりわけ青銅器、陶磁器、書画のコレクションは世界的にも有名だ。
これは専門科目の観光リサーチに関連する内容です。
観光写真家でもある本学科の秋山秀一教授の、旅のエッセイが掲載されています。こちらもご覧ください。