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第334回

「トゥヤーの結婚」

2008/1/25

羊の群れと、フタコブラクダ。
水のはいった器をラクダの背に括り付けて、歩く。

家と遠くはなれた水場との間を一日に、2往復。
一日に歩く距離は、30キロ。

水は、運んでくるもの。
水を得るのは、大変なことなのだ。

中国・内蒙古自治区の西北部、アラシャー盟。
その厳しい自然の中で撮影された、映画「トゥヤーの結婚」。
一般の劇場上映に先立って松竹試写室で行われた、マスコミ試写で、この映画を観た。

 

 エジプトのピラミッドをバックにした写真に写っているラクダは、コブが一つある、ヒトコブラクダ。
こっちの方が見慣れているが、この映画に登場するラクダは、こぶが二つある、フタコブラクダ。
モンゴル原産のフタコブラクダは、アフガニスタンから中国にかけて、家畜として、そこに暮らす人々にとって、重要な役割を果たしている。

トゥヤーの一家が住んでいるのは、広く果てしない、内モンゴルの草原。
乾いた大地、激しい吹雪・・・、厳しい内モンゴルの自然の中で暮らす人々。
少年と、働くことのできない父、それに、幼馴染のダメ男。
主演は、ユー・ナンが演じる、トゥヤー。
トゥヤーは、母であり、妻であり、女である。その姿は、たくましく、そして、美しい。

財産は、羊。
井戸を、掘る。
結婚の、儀式。
白酒をストレートで、グイッと、飲む。
スコッチとバーボンも出てくる。
それぞれが、象徴的に、登場する。

 

観た後、すぐにでも、この映画のことを、他の人に話したくなった。
じっくりと、丁寧に作られた、映画だ。
この映画は、第57回ベルリン国際映画祭《金熊賞》グランプリ受賞作品。

                   *

今回の写真は、アンコール遺跡の第5回目。熱帯の大木、その太い根が、遺跡の表面を這うように絡みついた、タ・プロム。




カンボジア・アンコール遺跡5回目

歴史を感じる一枚

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第333回

333、ラッキー3

2008/1/18

 ずっと前から、「好きな数字を言ってください」とか、「数字を一つ挙げてください」などと言われると、「3」と、答えていた。

 特別な意味があるわけではないけれど、なんとなく、数字の中では、3という数が気に入っている。

 たとえば、入場券のようなものに数字が書いてあったりして、その数字に3という数が記されていると、なんとなく、ちょっといいことがあるような、そんな気がする。
  まあ、よく、ラッキー7、という言い方をするが、それが、ぼくにとっては、ラッキー3、ということなのだろう。

 今回でこのHPも333回目。3が三つならんで333である。
ラッキー3の3が三つもならんでいる。これは、新年早々、めでたいことだ。
今年は、きっと、いいことがあるにちがいない。そう思う。これ、もう、決まりである。当然、このHPを読んでいる人にも、それは、伝わることになっているので、皆さんも、お楽しみに・・・。

 

話は変わって、この3という数字が同じように三つならんだ333という銘柄のビールが、ベトナムにある。
333と書いて、「バーバーバー」という。
ベトナムは長くフランスの植民地だったという歴史をもつ国。
フランスにも似たような銘柄のビールがあって、こっちの方は、数字の3が二つならんで、ビールの名称は33。
だからといって、この両者に何らかの関係があるのかどうか、っていうことは、ぼくには分からない・・・。

ベトナムのビールといったら、333、というように、アジアの国々には、それぞれに、その国を代表するような、その国の人ならだれでも分かるような、そんなポピュラーなビールがある。

未成年者やビールを飲まない人には、分からないことだとは思うが・・・。実は、これも、歴史の産物なのである。
アジアの国々が英国、フランス、スペインといった欧州諸国の植民地だった、そんな時代には、エアコンも冷蔵庫もなかった。
何から何まで生まれ育った国とは全くちがった生活環境の中で、遠く離れた、暑いアジアの国で生活する、統治国の人々は、本国で日常的に飲んでいたのと同じように、ビールを飲みたかった。
そのビールを飲むために、植民地にビールの製造工場を作ったのだ。

昨年の11月に訪れたカンボジアにも、ローカルなビールがあって、その銘柄は、「アンコール」ビール。
フィリピンや香港には「サンミゲル」という銘柄のビールがあり、シンガポールには「タイガー」ビール、ラオスには「ラオ」ビール、ミャンマーには「マンダレー」ビールがある。

中国のビール、といえば誰でもまずはこのビールの名をいうように、世界中に輸出されている有名な「青島」ビールは、山東省の青島で作られているが、このビールを最初に製造したのは、この地を植民地にしていたドイツ人である。
旅行作家数人で青島ビールの工場を訪れたとき、その製造工程を見学して、できたてのビールを飲んだが、真っ先に案内されたのは、工場の歴史についての展示室だった。

                  *

今回の写真は、アンコール遺跡の第4回目。修復作業を待つ遺跡があっちこっちに・・・。



カンボジア・アンコール遺跡4回目

鉄分がにじみ出て・・・

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第332回

「ホームページ読んでます」

2008/1/11

  あけまして おめでとう ございます。

西暦2008年、平成20年、ねずみ年が動き出しました。

今回が、今年はじめての「秋山秀一の旅行術」。
今年も、よろしくお願いいたします。

いつも、年賀状を書くのが遅く、年明けになったり、出しそびれたり、と、義理を欠いているくせに、
頂いた年賀状を見て喜んだりしているのだから、勝手なもんだ、と自分でも思っています。
この場を借りて、まずは、新年の挨拶を。

 

「毎週ホームページを楽しく拝見しています」
「お元気にご活躍のご様子 ホームページで拝見させて頂いております」
なんて、年賀状に書いてあったりすると、素直に、うれしいもんであります。

このHPの第315回目に紹介した、中国の武漢に出かけた本学の卒業生、Kさんからの便りにも、
「先生のホームページはいつも楽しく読んでいます」と、書いてありました。

Kさんは、今、武漢科技大学中南分校外語学院で教壇に立ち、現地の中国人に日本語を教えています。
また、その便りには、
「中国には中国の、ここ武漢には武漢の、良さがいっぱいあります。だから、私、今、とっても幸せです」
とも書いてありました。

 いいね〜、うれしいね〜。頑張っているじゃん。すばらしいことだと思います。
当然、Kさんも、このHPを見ることに・・・、で、また、喜んでもらえるかな〜。
日本語を学ぶ武漢の学生さんたちにも、このHPを見てもらう、っていうのも、いいのでは・・・。

「いつも先生のHPを拝見させていただいております」
と、ある講師の先生も書いてくださった。
感謝!! 読んでいただく、これが、何より、うれしいのです。
今年も、よろしく、お願い申し上げます。

授業も、再開しました。
十条台キャンパスに、リフレッシュした学生さんの姿が戻ってきました。
学生さんの提出した冬休み中の課題を、読んでも、いいものがあります。
さあ、今年も、しっかり形に・・・。乞う、御期待を。

                   *

今回の写真の舞台は、アンコールワットの西参道。これが、表参道。
日暮れ時、アンコールワットを背に、西の方向を写したものです。


昨年に引き続き、カンボジア・アンコール遺跡3回目

アンコールワットの西参道。

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