「秋山先生ですよね」
そう、声をかけられた。
昨夜、帰宅途中、東武野田線船橋駅の改札口を通って、すぐのことだ。
「私、今年卒業した…」
すぐに分かった。この3月に東京成徳短大を卒業した高崎友里奈さんである。
1年生の時に、「第23回ヨーロッパ地理の旅」に参加した高崎さんのことは、よく覚えている。ロンドン、ローマ、ボローニャ、ベネチア、そして、パリを一緒に歩きまわった仲間だ。
ロンドンもローマもパリも、現地ガイドを付けずに、ぼくが案内役。徹底して歩きまわった。移動はバス、地下鉄に乗って…、公共交通機関を使って、あとは、雨の中でも、歩け、歩け、歩け…。
東京成徳大学の八千代キャンパスに観光文化学科をつくるための会議が頻繁に行われていた時期でもあった。
「短大の学生たちと、あと何回、この旅が実施できるのかな〜」
と、そんな気持ちもあってか、あの時のヨーロッパ地理の旅に参加したこの学年の彼女たちのことは、とくに、よく覚えている。
「先生、今も、あのカレンダ−あるんですか?」
「ありますよ。今年もつくったから」
「あのカレンダーとっても良かったから、新しいのがあるんだったら、欲しいんですけど」
と言われた。
ここにも、あのカレンダーのファンがいた。
うれしいね〜。で、すぐに、送る約束をした。
「ヨーロッパ地理の旅に行って、本当によかったです。今でも、あの時の写真、時々出して、見ています」
そう、個人写真はもちろん、三脚を使って、いろいろなところで集合写真を撮りまくった。その時撮った百枚以上の写真を1枚のCDにまとめて、学生たちにプレゼントした。
三脚係だった吉田さんも、大活躍だった。
「先生のHP、今でも、見ています。先生、いつの間にか、八千代に行っちゃったんですね」
ホームに停まっていた柏行きの電車に乗って、船橋から二つ目の塚田駅で高崎さんが電車を降りるまで、いろいろな話をした。
建設中の東京スカイツリーの高さが500mを突破した。
12月1日の朝日新聞に「500m突破 あとはアンテナ鉄塔」との見出しで、そのことが書いてあった。
11月30日の午後、建設中の東京スカイツリーをすぐそばで、真下から見た。
隅田川の辺まで歩き、吾妻橋を渡って、右岸の水上バス乗船場から、観光文化学科の教員、学生が一緒に水上バスに乗って、午後4時から3時間余り、水辺から東京のまちづくりを考える東京都が主催するシンポジウムに参加した。
今日12月3日は12月の第一金曜日。NHKラジオ第1放送、午後3時33分から、金曜旅倶楽部「旅に出ようよ」で、新潟県津南町の話をする日である。
*
隅田川の左岸、吾妻橋のやや上流側に、勝海舟の銅像が、下流の方を向いて立っている。
そこが、今回の写真の舞台。朝日新聞に載っていた写真の前日、11月30日に、建設中の東京スカイツリーと勝海舟像を一緒に撮ったものだ。

勝海舟像と建設中の東京スカイツリー
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