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共通領域部からのお知らせ

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経済学を学ぼう(2)-日本の借金
2010年04月21日

●3月24日、2010年度の政府予算(一般会計総額約92兆円)が成立しました。
 92兆円は過去最大規模で、財源には税金のほかに44兆円もの国債を発行する予定です。国債依存度(歳入に占める国債発行額の割合)は48%、これまた過去最高です。一般の家庭になぞらえれば、1ヶ月を30万円で暮らすのに、自分で稼いだお金は15.6万円、あとの14.4万円はサラ金から借りるということになります。文字通り「火の車」です。

●戦後、国債発行はしばらく行われていませんでしたが、1965年度から再開されました。はじめの10年間はそれほどの規模ではありませんでしたが、石油ショック後の75年度以降、大量発行の時代に入りました。80年代後半のバブル景気を迎えると、一時期発行額が低下傾向となりました。しかし、90年代に入って不景気が長引くと、発行額は急速に拡大していきました。
 これらの動きは、財務省の以下のサイト(http://www.mof.go.jp/zaisei/con_03_g02.html)で一目瞭然です。

●財務省の資料によると、2005年度末の「普通国債」の残高は約527兆円でした。2009年度末には約592兆円に増える見込みです。普通国債以外の国債やその他の借入金を加えると、同じく約827兆円から約924兆円に増える見込みです。
 このように借金が急速に増えていく様子を、とてもリアルに表したものが「日本の借金時計」です。一時期、財務省のホームページに掲載されていましたが、「アクセスにより負荷がかかるため」との理由で、その後掲載が取りやめになってしまいました。

●しかし今は、個人ベースのサイトでいくつかの「借金時計」がアップされています。興味のある方は、yahooでもgoogleでもかまいません、検索エンジンに「日本の借金時計」とか「日本の借金カウンター」と入れてみて下さい。同様の時計が現れてきます。
 「時計」ごとに計算方法が少し違いますので、情報の信頼性は閲覧者の判断にお任せしますが、大まかな傾向はつかめるでしょう。借金総額と、国民一人あたりの負担額などが、1秒ごとに増えていく様子が大変不気味です。目を覆いたくなる数字の動きですが、この際、一度くらいは現実を直視してみてはどうでしょうか。

(長谷部孝司)