以前の記事でもご紹介しましたが、今年度から「情報入門」と「情報演習B(検定試験対策)」の各授業の最初の数分間、タイピング練習をさせています。使用している自前のタイピング練習システム( http://www.iwaseh.com/typing/login.html )はインターネットのつながっている環境であればどこでも使用できるので、自宅などで練習している学生も多いようです。
このシステムを利用すると練習履歴が残ります。授業で初めて利用したのが4月12日で3か月以上が経過しました。その間、「情報入門」を担当されている他の先生方にも授業で使っていただくようにお願いしました。意外にも学生には好評だったようで、毎週利用しているクラスもあります。学生のタイピングスキルがどの程度向上しているのかを知るため、時系列変化のグラフを作成してみました。
私が担当している「情報入門」(C1:臨床心理1年)では、4月12日(月)から7月12日(月)まで授業の始めに毎回タイピング練習をしてもらっています。その結果が上のグラフ(左)です。入力時間は3分間ですが、グラフ中では10分換算のデータを表示しています。
また、他の先生が担当している「情報入門」(J1:日本伝統1年)では、6月1日(火)から7月13日(火)まで毎回の授業でタイピング練習時間を長めに設けて学生に練習させているそうです。その結果が上のグラフ(右)です。
右のグラフの6月22日のデータが気になりますが、いずれのグラフからも入力文字数が右肩上がりに増加していることがわかります。
さらに、各クラスのタイピング練習開始日と最新練習日における入力文字数の分布(100字刻み)を調べたのが下のグラフです。
いずれのクラスにおいても、練習開始日には存在した「200文字以下(10分換算)」の学生が最新練習日にはほとんどいなくなっています。タイピング練習の効果が表れているといってもいいでしょう。一方で、クラスによって練習効果の結果(割合の分布)が異なることも興味深い結果です。
C1クラスでは、「100~500文字」に広く分布していたものが「400~500文字」の狭い範囲に集中した分布へと変化しています。それに対してJ1クラスでは、練習開始日と最新練習日で分布の形はほぼ同じで全体的に100文字分増加する方向にシフトしてることがわかります。
これらに関する細かい分析は後日ご報告いたします。
(共通領域部 岩瀬弘和)