●レポートや卒論を書くとき、統計は大変役に立ちます。統計データは、自分が主張していることが、本当に正しいといえるのかどうかを裏付ける「物的証拠」になるからです。
●昔は、統計データを探すのは大変でした。大きな大学の図書館や国会図書館に行って、統計関係の雑誌や年鑑などを探し、それを何ヶ月分、何年分もコピーしました。そしてそれを家に持ち帰り、手作業で表やグラフを作りました。
●しかし、今は大変便利になりました。インターネットで簡単に統計データを入手することができます。しかも、多くのデータが徐々にエクセル(Excel)対応の形式になってきているので、ダウンロードすれば簡単に図表に加工できます。
●そこで今回は、インターネットで統計データを簡単に手に入れることができるサイトや、統計について解説したサイトをいくつか紹介します。人文学部、応用心理学部という学部の性格を考えて、人口、労働、家計、経済、社会保障、保健衛生、教育、文化、環境・災害・事故など、広い分野にわたる基本的なデータが得られるサイトを中心に紹介します。
●最後にもうひと言。ここで紹介するサイトは、原則として無料のものです。
【目 次】
1.総務省統計局(その1)
2.政府統計の総合窓口[e-Stat](その2)
3.各省庁、政府関連機関のホームページ(その3)
4.世界各国の統計サイト(その4)
5.国際機関の統計サイト(その5)
1.総務省統計局(http://www.stat.go.jp/index.htm)
(1)ここには、以下のように統計に関するいろいろな情報がそろっています。
◆統計データ
◆統計制度
◆インフォメーション
(2)統計データとして特に便利なのは、以下の3つです。
◆日本統計年鑑(http://www.stat.go.jp/data/nenkan/index.htm)
・国土、人口、経済、社会、文化など27分野にわたる基本的な統計データを収録。
◆日本の統計(http://www.stat.go.jp/data/nihon/index.htm)
・26分野に関してよく利用される基本的な統計を選んで体系的に編成。
◆世界の統計(http://www.stat.go.jp/data/sekai/index.htm)
・世界各国の人口、経済、社会、文化などの実情や世界における我が国の位置付けを知るために参考となる様々な統計を簡潔に編集。
(3)そのほか、以下の統計データも合わせて利用すると便利です。ちなみに、わたしは「日本の長期統計系列」をよく利用します。
◆日本の長期統計系列(http://www.stat.go.jp/data/chouki/index.htm)
・明治元年(1868年)から現在までの長期にわたる時系列データを31分野にわたって収録。
◆総合統計データ月報(http://www.stat.go.jp/data/getujidb/index.htm)
・日本の基本的な月次・四半期・年次(年度)別統計等を20分野にわたって収集(毎月中旬更新)。
◆ポケット統計情報(http://www.stat.go.jp/data/psi/index.htm)
・日本の人口、経済、社会などの最新の動向を把握できるよう基本的な統計データをコンパクトに編集(月報、年報)。
(4)さらに詳しい統計データを探すために
①一次統計と二次統計の違い
・統計には一次統計と二次統計があります。一次統計とは、調査対象を直接調べた統計のことで、二次統計とは、一次統計を加工した統計のことです。上記のサイトに載っている統計は、多くが二次統計です。
②さらに詳しい統計データを探すために
・二次統計の場合、図や表の下にはデータの出所(一次統計など)が書かれています。それを参考に、元々のデータの出どころである一次統計を調べれば、さらに詳しい情報が入手できます。
(共通領域部 長谷部孝司)