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国際言語文化学科からのお知らせ

国際言語文化学科からのお知らせ
夢の実現:卒業生レポート(7)『フランス語と辞典』
2009年06月03日

第3回生  伊豆田文彦

 英語をやっておけば、将来ツブシが効くかもしれないというような動機で、東京成徳大学に入学したのが1995年4月。せっかく大学生になったのだからなにか新しいことを始めようと思った矢先の出会いが第二外国語のフランス語でした。

 複雑な動詞の活用、英語とはまったく異なる文法、馴染みのないアルファべ表記(注)と発音…、当時は週2限の授業が苦痛以外の何物でもありませんでした。村松定史教授(現・名城大学人間学部教授)のご指導のお蔭でなんとか克服し、気がつけばフランス語という言葉の音楽性に魅了され、言語の構造という抽象的な概念を具体的に習得することができたのです。(写真はフランス語に入れ込んで集めた辞典です)

 在学中に実用フランス語技能検定2級に合格し、本学卒業後、学習院大学文学部フランス文学科(現・フランス語圏文化学科)に編入しました。フランス語の時制のひとつである「直説法半過去研究」のテーマで卒論を執筆する傍ら、縁あって『クラウン仏和辞典 第5版』(三省堂)の改訂の編集に協力させていただきました。在学中に英語の他に第二外国語を学んだことでフランス語辞典の編集に関わるという、他の人があまり体験できないような貴重な経験をすることができたことは、今振り返るとても良かったと思います。卒業後は物流会社を経て東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)に転職し、趣味と実益を兼ねながら旅ゆくたくさんのお客さまのお手伝いをさせていただいています。


 

 私の経験から在学生のみなさんに申し上げたいことは学生時代の今でこそ、読書をたくさんしてほしいのです。遊び、恋愛、アルバイト、サークル活動も大切ですが、それだけで4年間を過ごすのはもったいない。ケータイやテレビに費やす時間のせめて30分でも読書に充てて、感性を磨きながら世界と「他者」への関心を育み、併せて、わたしたち自身の環境と文明への批評的意識ももっていただきたいのです。
考えることは、やってみれば面白いのだ、喰わず嫌いだったのだということが心底体感できるような学生生活を送っていただければ先輩冥利に尽きます。
(国際言語文化学科) 

注:アルファベ表記:フランス語では語尾の子音を発音しないので、「アルファベット」ではなく、「アルファベ」となる。