いよいよ、観光文化学科の開設が間近に迫ってきました。そこで、これから何回かに分けて、学科の教員の紹介もかねて観光文化の学びに関連するさまざまなテーマを取り上げていきましょう。まず手始めに、専任教員として、この4月から教壇に立つ井上博文教授に、ご専門や観光関連業界への進路について、いろいろなお話を聞きました。
Q 井上先生は3月まで東洋大学国際地域学部の教授でいらっしゃいますね。ご専門はどういう分野ですか?
A もちろん観光ですが、とくにホテルや旅館など宿泊産業を中心に研究しています。
Q 観光文化学科の学生は、将来どのような職業につくのでしょうか?
A 観光とは何でしょうか? この将来性ある分野を開拓する人には、いろいろな選択の可能性が待っています。旅行業や宿泊業はもとより、たとえば地域観光プロデューサー、各方面の中堅管理者、メディアのライターなど、旅をめぐる幅広い職種が待っています。
Q 学生の進路選びをどんなふうに指導されますか?
A 自分は何をしたいのか、自分がどんな仕事にマッチするか、進路を決める。そのとき、もっと深く、さらに先へ、進路の方向をしぼってゆく手助けをするのが教員の役割です。幅広い内容の授業、きめ細かい教員の指導、就職支援スタッフのアドバイス、この三つがさまざまな職業へのアプローチを可能にします。
Q 学生に求めるものは何ですか?
A 観光に関連する産業界に進もうとするとき、大きな力を発揮するのが豊かな教養です。それに加えて外国語とIT能力を身につければ、基礎力は申し分ありません。その上に専門性の高い教育を受けて、一般教養を専門分野に応用する方法を学び、就職に必要な資格を取得します。
Q 井上先生は、ホテル実務能力認定委員会の委員でもありますね。
A はい。この認定試験の出題や教育講座にかかわっています。観光文化学科では、国家資格である国内および総合旅行業務取扱管理者をはじめ、社会調査士などの資格をめざすこともできます。
Q いろいろな資格取得にも教養がものをいうでしょう。
A そうです。豊かな教養・語学力・情報能力をそなえた人は、どのような職業についても、きっと社会を支える人になるはずです。
(聞き手:大井 剛)