最近、留学や海外体験をする学生の数が減ってきている、という話を聞いたりします。観光文化を学ぶのに、海外に限らず旅を抜きにすることは不可能です。そこで今回は、4月から観光文化学科長に就任される、旅のエキスパートである秋山秀一教授に、旅の魅力についてお話を聞きました。
Q:秋山先生は、世界各国・日本各地を訪れていらっしゃって、旅行作家・旅行写真家の顔もお持ちですが、観光文化学科ではどのような授業をご担当でしょうか?
A:新入生の皆さん向けには、すべての学びの土台となる「観光文化基礎」があります。1年目は、他にも「地域文化研究(ヨーロッパ)」や「自然地理学」、それに「インターンシップ」も担当します。2年次からは「観光写真」、3年次には「トラベルライター入門」といった科目もあります。
Q:高校生やこれから大学進学をするような10代後半の人に知ってほしい、「旅の魅力」とはずばり何でしょう?
A:皆さんと同じ10代後半の時、私はよく旅をしました。その当時は国内の旅で、しかも、貧乏・一人旅ばかりでしたが、旅の途中、いろいろな発見や感動があり、自分自身の生き方などについて、旅が、その答えを与えてくれた気がします。それも、「旅の魅力」の一つです。
Q:それでは、どこかお薦めの目的地や旅行術はありますか?
A:ご近所の祭から、海外まで、チャンスがあれば、どこへでも出かけていったらいいと思います。こういう質問に答えるのは簡単ではありません。地球上のすべての場所に行ってみたいと思っているからです。歩いて、食べて、自分自身の目でしっかり観る、そんな旅をすることです。
Q:今年2010年に話題になりそうな旅は何でしょうか?
A:日本・ポルトガル修好通商条約が調印されて、両国に外交関係が開かれたのは、幕末の1860年8月3日のことです。2010年の今年は、そのときから150年目ということになります。この夏に向かって、今年はポルトガルへの旅が話題になりそうです。
Q:最後に、観光文化を学ぶ学生に何を望みますか?
A:ず~っと旅を続けていきたい。そう思っています。今まで、旅から実に多くのことを学んできました。観光文化を学ぶ学生に望むことは、まず、旅に出よう、ということです。いろいろなことを考えるのは、旅から戻ってきてからにしましょう。
(聞き手:高野 泰)