去る2月20日、平成22年度に観光文化学科に入学する皆さんを対象に、第2回の入学前教育の授業がおこなわれました。授業の担当は、同学科就任予定の福山裕宣准教授で、カリキュラムの範囲で取得できる資格の「社会調査士をめざそう」というテーマでした。以下、福山先生に話をまとめていただきました。
社会調査士の資格認定は主に社会学系の大学で行われているようですが、観光では珍しい資格になっています。資格認定に必要な科目を履修し、社会調査協会に申請するだけで社会調査士の資格が取得できます。特に7科目という他の資格に比べ少ない科目数で取得が可能ですので、ぜひ挑戦してみてください。
では、なぜ観光に社会調査士が関係するのでしょうか?
観光における調査事業は、官民さまざまな主体がそれぞれの目的で調査しているために、単純に比較できないのが現状です。統一的な基準で比較ができるよう調査されはじめたのが平成19年、つまり3年前にようやく始まったばかりです。
しかし、調査にあたり様々な問題がたくさんあり、調整しながら行われています。ここに社会調査の方法を取り入れ、もっと深く探求できないか、ということなのです。
また、プライバシーの問題から調査に難色を示す事態も見られるようになり、従来の方法に代わる新しい方法が求められているのも現実です。正しい結果を出せるよう、あるいは、調査結果から正しい判断ができるように、社会調査の専門家を育てていくことが求められています。
観光関連事業以外にも、会社を運営する上で、様々な調査資料をもとに判断が行われていることから、ぜひ、観光文化学科以外の多くの人にも社会調査の方法を知って、企画・立案から調査や分析へと役立ててもらいたいと思います。
社会調査士は新しい資格ですが、これからますます必要とされるので、期待できそうですね。観光文化を学ぶみなさんにも、ぜひ取得をめざしてほしいです。観光の調査についてのサイトは、
国土交通省「宿泊旅行統計調査第二次予備調査の結果について」
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/01/010122_2_.html
観光庁「宿泊旅行統計」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/siryou/toukei/shukuhakutoukei.html
千葉県「平成20年観光客の入込動向について」
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/f_kancon/h20irikomi.html
社会調査協会
http://jasr.or.jp/
があります。今回の授業の資料は、
社会調査士をめざそう-学びの足跡
http://tsu.hpymt.net/?p=1562#more-1562
から見ることができます。参考にして下さい。
(福山裕宣、高野 泰)