リレーは下村友美さんから、大竹多恵子さんに続きます。
大竹多恵子さんは、現在、青年海外協力隊として、インドネシアで生活され、青少年活動ボランティアをされています。
みなさん、こんにちは。そしてはじめまして。平成16年度卒業、大竹多恵子と申します。
記事を書くにあたりこのコーナーを事前に拝見しました。懐かしい顔がいくつか。私も、「(旧姓 大竹)」という形で投稿したかったのですが、夢叶わず。
さて、私は今インドネシアのスラウェシ島で生活しています。青年海外協力隊として2年間、学校外教育現場で青少年活動ボランティアをしています。
現地の家庭にホームステイさせていただき、現地の生活習慣、食事、気候、言語、文化を肌で感じている毎日です。
協力隊に応募した動機はごく単純で、日本で普通に生活していたら経験できないことを得たいと思ったからです。
派遣から1年弱。こちらでの生活は大変なことも多くあります。ご存知のとおり言葉、気候、生活習慣、衛生観念、国民気質など、そのほとんどが日本とは違います。正直な話、苦に感じることは多くあります。ずっと日本のスタイルで生活してきて、それがほとんど無い状態で生活するのですから、すべてが楽でないのは事実です。
でも、そう思ってばかりではどうしようもありませんよね。ですので、そういうとき私は『苦に感じることは人生のネタになる』と考えるようにしています。
大変なことほど後で振り返ると思い出深いものになっていると思いませんか。せっかく与えられた一度の人生なので、私はできるだけ内容の濃いものにしていきたいと思っています。私にとっては大学生活もそういう思い出をたくさん作ることができた時間だったように思います。
大学入学当初は心理カウンセラーを目指しており、何を考えたのか「心理カウンセラーになるためには心理の分野だけでなく福祉分野も勉強しとくか」、という感じで福祉心理学科に入りました。しかし、入学後初めてシラバスを読んだとき、「あれっ?!なんか福祉分野の講義ばっかり・・・」と驚いたのが正直なところです。(今思えば「そりゃそうだろ」という感じですが。)
苦戦した講義はたくさんありました。しかし学びながら、福祉とは生活に密接したものであり、形は様々であっても、必ず自分にも関わってくるものだと実感するようになりました。
初めは少し不純な動機で入学した上に、卒業後も福祉の道には進まなかった私ですが、結果的に今こうして海外ボランティアとして、大学で学んだ『人と接すること』と『ニーズ探し』、『解決策の探索』などが協力隊として活動する上で活かされています。不思議ですが、なにか繋がっているように感じます。
先に寄稿された方々もおっしゃっていますが、自分に起こることには、どんなことでもきっと意味があると思うのです。だから、自分がやってみたいと思うことには挑戦していいと思います。身をもって体験した結果はなによりも説得力を持ちます。
今、私の海外生活は発見の連続です。海外における発見だけでなく、日本を客観的に見ることもできます。そして自分のことも。自分の強い部分と弱い部分を知ることもできます。こうした現場に身を置いていることだけでも、日々自分の気付かないところで経験を積み重ねていっているのだと思います。
また、海外ボランティアには、福祉分野の要請もあります。国際協力しながら、途上国の福祉事情を知ると同時に、日本の福祉を考える機会とするのもいいかもしれませんね。
大学生活では、たくさんの経験をするのでしょうね。そして、たくさん友達ができると思います。長い付き合いとなる人もいることでしょう。人との出会いは大きいです。学生同士、そして先生方とも。おかげさまで私は今どちらの繋がりにも恵まれています。
これから大学受験する方も在学中の方も、大学を卒業した後も心に残る思い出を毎日作っていってください。勉強に限らず。
どんな出来事があっても人生はずっと続いていくし、考え方次第でどのようにもなると思います。自分が楽しいと感じれば、それは楽しいことなのです。
みなさんの大学生活が充実しますように。私も帰国までたくさんの「人生のネタ」を作りたいと思います。今後もこのサイトを拝見し、活動の糧にしていきたいです。(福祉心理学科)