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福祉心理学科からのお知らせ

福祉心理学科からのお知らせ
卒業生リレー その(49)
~障害者生活支援センターの仕事
2010年08月06日

リレーは大竹 多恵子さんから、生田 誉さんに続きます。
生田 誉さんは、現在、障害者生活支援センターで、相談支援専門員(兼 管理者)としてご活躍されています。

私は現在、障害者生活支援センターで相談支援専門員として働いています。
当センターは、障害者自立支援法施行後、平成18年1月より新体系へ移行し、相談支援事業と地域活動支援センター事業を、市から委託を受けて運営しています。
業務内容は、障害のある方のケアマネジメントを中心に、退院支援(社会的入院の方)、活動支援、地域交流活動、精神障害の普及啓発活動などのほか、地域自立支援協議会や精神保健福祉ネットワーク会議の運営など、さまざまな地域活動も展開しています。

相談支援事業は、相談件数が年々多くなり、ケースの多様化が目立ってきています。
精神障害(統合失調症、気分障害、依存症など)はもとより、知的と精神の重複障害、発達障害、高次脳機能障害、ひきこもり、虐待のケース、貧困問題など、さまざまな相談があり、相談員の専門性と地域ネットワークの構築が求められています。

地域活動支援センター事業は、メンバー(利用者)の自主企画活動や季節の行事(花見、BBQ、忘新年会、鍋パーティなど)の運営、PC教室、就労について考えるグループの支援、市民祭りへの出店などの活動をしています。この事業は、施設内活動から地域での活動へと転換期にさしかかっています。


私は現在の職に就いて9年目になりますが、入職当初は「精神障害?・・・」と、イメージがあまり持てず、日々の業務をなんとなくこなしていました。しかし、メンバーとの関わりを通じて、皆さんがさまざまな辛い人生を歩んで来られている事、病気と障害からくる「生活のしづらさ」を感じながら日々生活していることが実感できました。

~入職して4年目、退院支援をする中で、あるメンバーからの話~
「悪いことをしていないのに、カギの閉まる牢屋(精神科病院)に24年間も入れられていたよ。カギが閉まった瞬間、もう人生終わったと思って諦めたけど、支援センターの職員に出会えてよかった。当たり前のようだが、今1人暮らしの生活ができていることが、信じられないくらい幸せだよ」

この話を聞いた時は、この方と関わる事が出来て本当によかったと思った瞬間でした。
仕事で辛い経験も沢山ありましたが、さまざまな方たちとの「つながり」「出会い」を通して、皆さんに支えられて自分自身も成長できたように感じます。

年々業務量が増し、常勤職員4名という体制で、バタバタと落ち着かない毎日を送っていますが、メンバーと共に考え活動を創っていける事や、地域づくりに携われる事が、やりがいでもあり、この仕事の醍醐味だと思います。相談支援や活動支援を希望している方には、お勧めの仕事です!(忙しいけど・・・)

~これから大学へ入学希望される方、在学生のみなさんへ一言~
私の学生時代のカリキュラムでは、社会福祉士の受験資格しか取得できませんでした。私は社会人になってから、精神障害についての理念と実践を結びつける意味でも勉強しようと思い、通信教育を受け、現在は社会福祉士と精神保健福祉士の資格を取得しています。通信教育を受講しながら、学生時代にできる限りの資格をとっておけばよかった・・・とたびたび後悔しました。

現在の福祉心理学科では、さまざまな資格が取得できると聞いています。学生の間に取れる資格は取っておいたほうが、就職の際に選択肢が広がるだけでなく、現場実習でさまざまなことを経験できます。社会人になってから後悔する前に、チャレンジすることをお勧めします。

また、相談援助職には「知識」だけでなく、「自分自身の社会経験・人生経験」も大変重要です。学生は勉強第一と言われますが、学生だからできることも沢山あると思います。
「人と人とのつながり」を大切に、バイト、サークル活動、ボランティアなど様々なことにチャレンジして、学生生活を有意義なものにしてください。(福祉心理学科)