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子どものやる気とその指導 その3(石崎)

2009年03月17日

その3
●子どもを叱るときにしてはならないこと(叱り方と怒り方)
 叱ることは、子どものやる気を統制する上で重要な方法です。しかし、褒めることに比べていくつかの問題点があることを十分に理解しておくことが大切です。叱ることはある種の攻撃なので、反発や反抗心を抱かせやすいこと、そのため人間関係が悪化しやすいこと、どうしたら良いのかが叱られただけでは分からないこと、行動を変えるとさらに大きな罰が与えられるかもしれないという恐怖心を持ちやすいためにあえて行動を変えないこともあることなどが知られています。叱るときには、こういったことを避けながら、その行動をやめさせることが重要です。
 第一に、叱られたくらいでは壊れないようなしっかりとした信頼関係を築けているか。子どもは尊敬している人の言うことは良く聞きます。いうことを聞かないからといって、強く叱るのは逆効果です。反抗心を強め、人間関係をさらに悪化させるので、ますます言うことを聞かなくなります。その場ではおとなしくしていても、少しも行動を変えないのは、ただ面倒くさいからなのかもしれません。
 第二に、一貫しているか。いつも同じ行動に対しては、同じようにだめだと叱ることが大切です。前には叱ったのに、次の時にはなんともなかったということは、前に与えた罰を、同じ行動で取り除いているのことになります。罰を取り除くことは、褒めることとおなじですから、いつまでたってもその行動をやめることにはなりません。
 第三に、妥協しない強い意志をもっているか。強く叱ることは、怒ったり、脅したりすることとは違います。これらはむしろ逆効果です。声を荒げたり、恐怖心を感じさせたりすることは必要ではありません。絶対に許さないという叱る側の妥協しない意志が大切です。穏やかに話を聞いていても、最後には絶対にだめだという姿勢の中に、子どもは真剣さ、そのことの大切さを感じ取ります。


 

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