子どものやる気とその指導 その4(最終回)(石崎)
その4
●子どもが伸びていく環境
はじめは褒められたいから、叱られたくないからという理由でやっていたことが、やがて、自分でやりたいから、おもしろいからと変化していきます。自分から進んで取り組んでいるときには、ほうびや罰は逆効果です。面白さよりもほうびに気持ちがいくからです。
子どもが自発的に伸びていくために効果的なかかわりとして、適切な目標を立てる援助をすること、その時々の子どもの気持ちを言葉で返す(フィードバックする)こと、徐々に口をだすことをやめて子どもに任せることをあげることができます。人は自分のそのときの力よりちょっと上の目標をもっとも魅力的に感じて、やる気が高まります。成功したときの喜びもその時にもっとも大きくなります。まわりの大人はそれを見極めて目標を立てる手助けをしてあげて、できるはずだと励ましてあげることが大切です。
その時に、不安を感じていたら、それを理解して言葉で返してあげましょう。不安に思わなくてもいいなどと否定をしなくてもいいのです。不安が抱えられるようになることが大切です。嬉しいときにも褒めるのではなくて、嬉しい気持ちを言葉で返してあげます。
やがて、行動の価値を自分の中に取り入れていった様子が見えたら、徐々に口を出すことをやめて、本人に任せるようにします。そのことを誇りに思い、張り切ってやるようになったら、まわりの大人がするべきことは見守ること、困ったときにアドヴァイスすることだけになるはずです。