スポーツを通して立派な人格を養うためには
スポーツをやると道徳的思考が発達するかという問題は、一般に信じられているほど明らかではありません。スポーツの場面での道徳的思考と、生活一般のなかでの道徳的思考の間にはかなりの隔たりがあることを示している研究も多いのです(Bredmeirer, 1995)。スポーツの試合ではルールを守るが、合宿所では大麻を栽培するというような話ですね。
小学4年生から中学1年生までの子どもたちの研究では、サッカーなどの接触スポーツを行っている子どもたちは、他のスポーツを行っている子どもたちやスポーツ活動に参加していない子どもたちよりも、明らかに未成熟な道徳的思考を示したという研究もあるのです(Bredmeirer, 1986)。
「健康・スポーツ心理学科」に興味を持っている、スポーツ好きの高校生の皆さん。このような未解決の問題の解明に参加しませんか。そして、子どもの心も身体も成長させるスポーツ活動の指導法を研究してみませんか?
(市村)