第五回ポジティブ臨床心理学研究会が8月21日(土)の午後1時から東京成徳大学大学院の講義室Ⅲ(3階311)で開催される運びとなりました。興味関心がある方はふるってご参加ください。
今回の内容は、まずはじめに市村教授が「フットボールは睡眠によく効くのか?」について、青年期の男性フットボール選手に焦点を当てて、そのフットボール選手の良好な睡眠パターンと心理的機能について紹介する予定です。
次に、羽鳥助教が前回の研究会に引き続き、勇気行動に関する論文を紹介する予定です。紹介される論文は、大学生を対象にしてこれまでに行ったことのある勇気行動がどのくらい自分と他者のために行ったものかを測定した結果、他者にとっての勇気の方が自分にとっての勇気と比べてより美徳として認識されやすいことが示されるそうです。
さらに、わたし石村がこの自分を慈しみ、優しくし、なぐさめる心(self-compassion)のあり方を高めるワークの事例報告の論文を紹介したいと思います。そして、この文脈でよく使用されているSelf-Compassion Scaleの短縮版の尺度も紹介したいと思います。
次に、浅野助教が「原発性不眠症のサブグループに関する検討―介入技法に対する反応性の観点から―」という論文を紹介されます。不眠症は、幼少期から老年期を通した問題とされており、不眠症は精神的健康の悪化やパフォーマンスの低下へとつながることから、不眠症に関する臨床心理学的研究は大きな意義があるとされています。本発表では、原発性不眠症のサブグループについてまとめます。
最後に、山口助教が、近年愛着理論の中で注目を集めつつある「メンタライゼーション」に関する論文を紹介されます。今回は、この領域の第一人者であるイギリスの精神科医Peter Fonagyによる論文を紹介し、アタッチメントとメンタライゼーションの関係やメンタライゼーションを支える脳神経科学的な基礎、メンタライゼーションと情動との関連、トラウマとの関連性などについて説明します。
この学問領域に関心がある方はふるってご参加ください。
http://positivepsychologylab.p1.bindsite.jp/
(臨床心理学科 石村郁夫)