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着任のご挨拶:小高佐友里助教


2022年4月15日
この度、応用心理学部臨床心理学科に着任しました小高佐友里です。私はこれまで公立の小中学校でスクールカウンセラーとして活動をしながら、いじめや不登校といった主に対人関係に付随する学校危機を予防するための取り組みとして、ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(Social and Emotional Learning:SEL)の実践を行ってきました。

SELでは、「自己の理解」「自己マネジメント」「他者の理解」「対人関係のスキル」「責任ある意思決定」のコアとなる5つ力を高めることで、子どもたちの感情リテラシーを育み、豊かな感情表現や適応的な対人関係の構築・維持を促すことができます。

また、SELの取り組みを通して、自分の気持ちに気づき、適切に相手へ自己表現する力や、疑問に思うことや困っていることを周囲に伝えタイムリーにサポートを引き寄せる力を養うことで、長期的には学力やメンタルヘルスの向上にも効果があることがわかってきました。

さらに、SELは子どもたちだけでなく、子どもとの関わりへの自信ややりがいを高めることで、子どもたちを支える援助者のバーンアウトの予防にも寄与することが期待されています。

SELの考え方を子どもたちの育ちに関わる多くの援助者が知り、日々の取り組みの中で無理なく実践することで、子どもたちの健やかな育ちを支えていけるよう、普及に努めて参りたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

教育活動紹介

大学院での実習系科目(心理学研究法特論、臨床心理基礎実習Ⅰ、心理実践実習Ⅰ)の運営サポートに加え、大学院に併設されている心理・教育相談センタ-での相談業務に携わっています。

学生の皆さんからは、与えられた課題に真摯に取り組み、コツコツと努力を積み重ねていく実直さを強く感じます。授業や相談活動の中で一緒に試行錯誤をする過程を通じ、学生の皆さんが自分の進むべき道を前向きに切り拓くための伴走者として、お手伝いができたら思っています。

フレッシュでエネルギーに溢れる皆さんとコラボレーションできることを楽しみにしています。

(臨床心理学科 小高佐友里)
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