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授業紹介:障害者・障害児心理学(担当:別府さおり准教授)


2022年12月9日
「障害」って何でしょう?

この授業では、身体障害、精神障害、知的障害など様々な障害を取り上げ、基本的な事項、心理社会的課題と心理的援助について配布資料や映像教材をもとに解説しています。時にはグループワークや体験的な活動を行うこともあります。また、毎時、ミニレポートとして考えたことを書いてもらい、それを元にフィードバックを行っています。毎年、授業評価アンケートで「価値観が変わった」というコメントが寄せられる授業です。

学期初めには、受講生から「適切な支援方法を知りたい」という要望が多く挙げられます。もちろん、基本的な事項や一般的な心理的援助について講義をするのですが、それは必ずしも「正解」ではありません。

では、どうしたらよいのか?そもそも「障害」とは何なのか?

こういったことを学生一人ひとりが考え続けるためのサジェスチョンをしていくうち、社会で起きている問題、人が生きるということ、視点はさまざまに広がり、毎時のリアクションペーパーの感想、意見、疑問が多様で重層的になっていきます。

学生からの声

●問題状況が多様化する社会の中で、様々な障害の基本知識を理解することのみならず、当事者やその周りの人々を取り巻く環境や問題状況に視点を置くことで、普段の生活の中で見落としていた様々な出来事に疑問を持つようになりました。また、心理臨床的援助において、実際に現場で経験を積まれてきた別府先生や他の学生の考えを、フィードバックを通して知ることで、正解がないからこそ、支援における引き出しを多く持つことの大切さを学ぶことができました。

(臨床心理学科 別府さおり)
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