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着任のご挨拶:小林規江特任准教授


はじめまして,今年度から特任准教授に着任しました,小林規江です。

私が臨床心理学に興味を持ったきっかけは大学受験の時期です。高校時代の序盤は学問をいったん棚上げにして,アルバイトをして自分がやりたいことに時間もエネルギーも注いでいました。だからと言って自分の進路について何も考えていたわけではなく,その時は大学には行くものだ,と思っていました。なので,何を学びたいか,についてまでは考えが及んでいませんでした。

とにかく高校の1年間だけ全力で受験勉強しようと心に決めて,いざ高校3年生の受験の時期を迎えました。予備校で,集団で勉強するよりは自分のペースで勉強する方法が自分に合っていると感じ,昼夜問わず勉強する毎日の中で学ぶ面白さを漠然と感じるようになりました。結果,1年の受験期間が終わって,いくつかの大学に合格してしまいました。その時もまだ勉強がしたいと思っていたので,大学でも勉強に励めると楽しみに思っていました。

でも実際大学に入ってみると,ちょっと様子が違って,自分が選んだ学部の勉強に本当に興味があるのか,という疑問が湧いてきました。「本当のこと」への好奇心が目の前に立ちはだかりました。そうなるともう好奇心に嘘はつけず,最初の1年で考えた末に退学をして大学に入り直すことにしました。

色々な助言を受ける中で,臨床心理学をやってみたら?というアルバイト先の先輩のふとした一言が今の道に進むきっかけになりました。また,これまで師匠とも呼べるような先生との出会いも体験させてもらいました。大学院では仲間,と呼べるような先輩,後輩,同期,といった様々な出会いもありました。このような人との出会いが私を私にさせてくれていると思っています。

私が臨床心理学を学び,実践させてもらえているのは,その本質が人との出会いにあるからだと思っています。私はたまたま臨床心理学に出会いがありましたが,大学生活の魅力は人それぞれだと思います。その魅力や出会いを大学生活でぜひ体験してほしいと思います。

(臨床心理学科 小林規江)
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