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着任のご挨拶:小西瑞穂特任准教授


4月に着任を致しました小西瑞穂です。どうぞよろしくお願い致します。

学部生の方々とは4年生の心理実習でご一緒しています。

初めて実習に出て行かれる学生の方々を眺めながら、自分が初めて実習に出た時の気持ちを再体験する日々です。

心理学では「学習は経験の積み重ね」と言いますが、多くの経験が積み重なっていくと、その1つ1つの経験の詳細は語れなくとも、初頭効果によって、初めての経験はとてもよく覚えているものです。

私も初めて実習に行った時の極度に緊張して自分の一挙手一投足すべてどうしたら良いかわからなかった気持ち、初めてクライアントさんとお話しした時のザワザワとした得も言われぬ気持ちを昨日のことのように覚えています。

実習に限らず、大学生になると青年期になり多くの「初めて」を経験されることと思います。どうぞ、たくさんの「初めて」に出会われてください。酸いも甘いも含めてみなさんの記憶に深く残り、かけがえのない心の財産になることでしょう。

みなさんの大学生活がたくさんの「初めて」に出会う場であり、今後の人生の糧となる時間を送られることを心から願っています。その一助ができるととても嬉しく思います。

(臨床心理学科 小西瑞穂)
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