福祉心理学科 1年(2011年度)
井上 彩香さん
筑波大学附属聴覚特別支援学校出身
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福祉心理学をもっともっと学び、
支えあう心を世界中の子どもに伝えたい。
中学生の時に、ボディパーカッションという音楽に出会いました。身体を叩いたり、ステップを踏んだり、いわば身体が楽器なんです。私は0歳9ヵ月の時に耳が聞こえないことがわかって、その影響から小中学校ではひきこもりと不登校を繰り返していたんです。そんな私に、ボディパーカッションが新しい世界の扉を開いてくれました。「いまのままじゃダメだ、よし、変わろう!」と。それで猛勉強をはじめて、地元福岡を飛びだして、高校は筑波大学付属のろう学校へ行きました。大学へ進学してもっと勉強したかったし、自分と同じような障がいをもつ人たちのために社会を変えていきたいと思ったんです。
たとえば、福岡に戻ったり、また東京へ出てくる時に、飛行機を利用します。出発の便が遅れたりする情報が、空港のテロップだけではわかりづらいんですね。
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