大越さん:4年生からいよいよ「教育実習」がはじまるんだけど、その一環で行った介護実習がとても心に残ってるな。僕は障がい者の施設に行ったのだけど、いまは一般の中学校でもノーマライゼーションの理念の下に障がい者を受け入れているから、その点からも収穫のある実習だった。5日間一緒に過ごして本当によかったと思ってる。どんなに障がいが重くても、うれしいことはうれしいし、嫌なことは絶対に嫌だし、みんな同じなんだということを身をもって学んだよ。この経験は、教師になってからも必ず生きてくると思うんだ。1、2年生は共通領域の授業で忙しいと思うけど、どんな活動をしているのかな。
穂積さん:僕が参加している「房総プロジェクト」では、翠樟祭の発表に向けて我孫子市と関わりの深い白樺文学の作家を中心に調べました。1年生がまとまりきれず、最後は4年生の先輩たちの力を借りなければならなかったのが少し悔しかったです。
鈴木さん:私は、「千葉のいまを知るプロジェクト」で千葉県に20数ヵ所ある道の駅と、古民家を手分けして取材して回りました。まだ小川さんたち先輩に引っ張ってもらってる状態ですけど。
小川さん:アポイントの電話を入れたり、取材も一緒にがんばったよね。基礎力をつける1、2年を超えたら、もっともっと楽しくなるから。
杉岡さん:実習が本格的になると少人数になるから、やりがいも高まるし、とことん突き詰められるからね。
大越さん:マイスターも学芸員も教職も取らないで、プロジェクトにも入らない4年間はラクな学生生活だと思うけど、それだとつまらないじゃない。どんなにたいへんでも、やった分だけ返ってくるものは大きいし、本当にがんばれる学科だと思うな。
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