日本伝統文化学科長
小林 朋恵 教授(伝統文化総合)
4年間の学びの道筋を見据えて学び始めましょう
一年生の初めに取る必修科目。伝統文化学科でどのように4年間学んで、その集大成として卒業論文を書き、社会へ巣立っていくかを大きな流れとして考える授業。学科の専任の教員が各自の専門について、どのような学問か、そこから何が見えてくるかを交代で講義する。伝統文化学科の全体像がわかる授業です
日本伝統文化学科
小薗 崇明 助教(房総文化演習(歴史))
身近な問題から出発し、歴史や文化を考察し、広く社会の問題を考えよう
二年生から選択できる演習科目です。演習では講義科目とは異なりただ教員の講義を聞くのではなく、学生自身が特定のテーマで調べ、その成果を報告し、みんなで議論し理解を深めていきます。歴史を学ぶことで重要なことは、身近なところから考えることです。房総という地域を設定し、その文化や歴史を具体的に考察することで、広く社会の問題についても考えてもらうことを授業の目的としています。今年度は関東大震災時の安房地域の記録、『安房震災誌』(1926年刊)をみんなで輪読し、当時の震災の被害・救援・救護・復興を考えながら、東日本大震災や、熊本地震についても議論しています
日本伝統文化学科
森下 達 助教(メディア文化論)
マンガ、アニメなどを学問の対象にすることで現在につながる歴史や社会が見えてきます
マンガ、アニメ、ヒーロー番組etcといったポピュラー・カルチャーには、多くの人びとが慣れ親しんでいると思います。でも、そういった領域がどのように形づくられていったのかは、考えたこともない人が多いのではないでしょうか。この授業では、特撮映画とSFというふたつのジャンルを取り扱うことで、ポピュラー・カルチャーが歴史や社会といかに関わってきたのかを問い直します。受講学生は、授業を通じてメディア論的な視点を身につけるとともに、ポピュラー・カルチャーを自分なりに論じることができるようになります。一見したところ、学問とは関係ないように思われる領域を扱うにはどうすればいいのか、ともに学んでいきましょう!