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今週の「屋内ボールゲーム」(13週目)


13週目のゴール設定は、「目標を達成するための準備ができるようになる」です。

やはり動画は影響があるようです。
授業が始まる前に多くの学生からプレイを見た感想を聞きました。
“理想と現実”…その違いに驚いたようです(笑)
授業もいよいよ佳境に入ってきます。
“ショットクロック”も新しくなり、本格的になってきました。
ここからは技術の向上を目指した内容が展開されていきます!

さて、たった今“技術”という用語を使いました。
スポーツ指導では、この技術という用語をしっかりと理解する必要があります。
技術は、“テクニック”あるいは“スキル”と表現されることがあります。
この二つの用語には明確な違いがあります。
授業では、テクニックを『基礎的技術』、スキルを『実践的技術』と定義しています。
もう少し説明しますと、テクニックとはバスケットボールに必要な基礎的な技術、例えばボールハンドリング、ドリブルワーク、そしてフットワークなどが挙げられます。
一方、スキルとは試合で発揮できるようになった技術のことです。

“レッグスルー”ができるようになった→テクニックの向上
“レッグスルー”でディフェンスを抜けるようになった→スキルの向上

つまり、テクニックをスキルへと変換させる必要があるのです。
そこで、「テクニック⇄スキル・デベロップメント・サイクル」という理論を説明します。

テクニックのスキル化には、成功体験だけではなく、失敗の分析も必要になってきます。
さらに設定した目標を達成するために、『SDDL理論』というスキル・トレーニングの理論を応用します。

S : Shadow(シャドー) → 1on 0ディフェンスがいない状態
D : Dummy(ダミー) → 1on1ディフェンスは立っているだけ
D : Decision make(ディシジョンメイク) → オフェンスの判断が必要
L : Live(ライブ) → 実践

4つの状況設定における頭文字をとってSDDLと呼びます。
今回の授業では、シャドー&ダミーの練習が多く、その中で基礎技術を確認しました。
これまで培ってきた基礎技術を活かして、試合で発揮できるスキルを目指します。

さて、2022年7月14日東京都のコロナ新規感染者数は16,662人でした。
ここ数日で、明らかに感染者が増加しています。
このような状況下では、改めて自分たちが実施していた感染予防策を確認する必要があります。
本学の体育館は冷暖房完備ですので快適な環境でスポーツ活動が行うことができます。
しかし、窓を閉め切ってしまえば空気が滞留してしまいます。
現在のオミクロン株は、従来の接触感染が中心であったデルタ株とは異なり、空気感染への注意が重要となります。
そのため、窓を開けて、館内では扇風機を稼働して空気が滞留しないように心がけています。
この空気の滞留は、「CO2センサー」によって常に確認されます。
(旭化成株式会社の実験によりますと、換気によるCO2濃度の減少にあわせて、エアロゾルも減少していることが確認されています。換気開始120秒後のCO2濃度1,000ppm以下では、ほとんどエアロゾルが消えています。)

(川北準人)
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