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136. 韓国・漢陽大学留学(S.T.さんより)


留学期間:2023年8月~2024年8月(予定)
漢陽大学に留学中のS.T.さんより約2か月経ったころの報告です。しっかりと勉学に励むとともに韓国の歴史や文化にも触れ、充実した日々を過ごしているようです。

学習面での振り返り

韓国語の授業は無遅刻無欠席でした。日本での授業とは異なり、韓国語で韓国語を教えてもらうので、理解が追い付かず慣れるまで苦労しました。初めは緊張して授業中に積極的に発言できませんでしたが、クラスの友達の積極さに刺激を受け、現在では間違いを恐れず発言できるようになりました。先生はわかりやすい例を挙げながら、一人ひとりが発言できる環境を作ってくださるため理解しやすいです。

私のクラスはいつも笑いが絶えず、楽しく授業を受けているため学ぶ意欲が向上しました。わからないことがあった時はまず自分で調べ、それでもわからない場合には授業後に先生に質問するようにしています。また授業中には、あまりスマホの翻訳機に頼らないということを意識しました。日本語と韓国語には似ている単語も多く、漢字語によって理解できることも多いので、一度考えてみる習慣をつけることで、初めて見る単語も予測できる能力を身に付けることができました。

課題はあまり出されませんでしたが自ら進んでワークブックを解いて復習をしたり、単語の暗記をしたり、日々学習に取り組みました。また、申請することで受講可能なオンラインの発音授業にも進んで参加しました。韓国人の先生に細かく発音を教わり、実際に私の発音を採点してもらうことで自分が苦手な音を改善するきっかけとなりました。

今後も午前中の授業以外に学べる機会があれば積極的に参加していきたいと思います。また、自分にあった一日の学習ノルマを設定して、学習していきます。何のために1年間の留学をして韓国語を勉強しているかを心に留めて、勉学に励みたいと考えています。

生活面での振り返り

ルームメイトとはお互いに気を配りながら生活をしています。気にかかることがあったらお互いに言い合うようにしよう、と言ってくれたので、安心して過ごすことができました。洗濯や掃除、ごみ捨てなどの家事も助け合いながらこなしています。寮の設備について問題が生じた際には寮のマネージャーさんや大学に相談することで迅速な対応を取ってくださったためすぐに解決できました。今後も安定した生活を送ることができると思います。

私は自炊をすることで食費を抑えて、かつ栄養バランスにも気を遣うように心掛けています。韓国の物価は日本に比べて非常に高く、買い出しに苦労していますが安くなっている食材や家に残っている食材を活用して作り置きをするなど努力しています。

初めて親元を離れて暮らす経験をして、家族という存在のありがたみを知りました。当たり前のことですが、「空腹でも自分で作らないと食べる物はないし、自分がやらなければだれも洗濯や掃除をしてくれない」。今までいかに自分が家族に支えられていたのかがわかりました。私が知らないところで苦労してくれていた家族に感謝すると同時に、改めて留学という特別な経験をさせてくれた両親に感謝の気持ちでいっぱいです。

学業や趣味活動、家事などやるべきことが多く多忙な日々ですが、留学中にしかできない活動を進んで経験していきたいと思います。

留学報告

9月の文化授業で「韓国民族村」に行きました。韓国の昔の街並みや食事、生活、娯楽に触れることができとてもよい体験ができました。景福宮に遊びに行った際には「歴史博物館」がありました。そこでは多くの実際の展示品が並び、時代ごとの衣食住や季節ごとの過ごし方について楽しんで学ぶことができました。やはり日本の歴史と似ている部分が多く、古くから日韓で交流があったことがわかり具体的にどのような交流がなされていたのか興味がわきました。

留学生活で印象に残っていることはクラスのイギリス人の方とカフェに行ったことです。なぜ韓国に興味をもったのか、互いの故郷の文化、語学の楽しさ、などについて話しました。私も彼女も自分が知っている韓国語をできるだけ使って会話しました。時には話が伝わらず翻訳機で英語訳を提示することもありましたが、あまり言葉が通じなくても人は親しく会話をすることができ、通じ合えるということを学びました。また、互いに離れている国であるのにもかかわらず、韓国が好きだから韓国語がうまくなりたいという気持ちは同じで、とても不思議に感じました。

休日には事前に作っていた「行きたい所・食べたいものリスト」に沿って外出しています。有名な韓国料理を食べたり、韓国にしかない場所に行ったり、韓国でしか経験できないことを楽しみ、異文化体験をしています。平日に苦労した分、休日に楽しみを作ることでストレス解消やヒーリングにもなり、毎週充実した休日を過ごしています。

語学堂に通っていると韓国人の方と親しくなる機会がありません。そのため私はトウミ制度を利用して漢陽大学の韓国人学生さんとお話しできるプログラムによく参加しています。韓国人学生さんのリアルな流行やソウルのおすすめの場所を教えてくださり、毎回充実した会になっています。現在は自分が言いたいことをうまく表現できないことが多く、話が詰まってしまいますが回を重ねることでスムーズに会話できるようになりたいです。

また、知人の紹介で「おしゃべりモイム」という外部の日韓交流プログラムにも参加しました。韓国に関心がある日本人、日本に興味がある韓国人が集まってお話しするプログラムです。互いに言語を教えたり、文化を紹介し合ったりして双方にとって助けとなり私は多くの韓国人の方と親しくなることができました。韓国人の方々は私が韓国の文化や言語に関心があるのと同じように、日本に対して強い関心を寄せていました。そのため日本語が流暢な方々が多くとても衝撃的でした。私も積極的に韓国語を使って語学力を向上させていきたいと強く感じました。

これらの活動を通して、1年間の留学でしかできないことを多く吸収することができたと感じています。将来の自分のためにより国際感覚を高め、日々精進していきたいです。
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