214.韓国留学10カ月目の気づきと学び(W.K.さんより)
留学先:韓国・建国大学
留学期間:2024年8月~2025年8月
留学期間:2024年8月~2025年8月
語学学習の進展とその気づき
今月から4級の授業が始まりました。新しい単語の量は3級の時と大きくは変わりませんが、それぞれの単語の意味がより難解になっており、日本語で理解するのも難しいと感じることが多くなりました。そのため予習の際に辞書を引いて1つ1つ単語の意味を丁寧に調べるようにしています。単語の難易度が上がったことで、これまで以上に予習の重要性を強く感じるようになりました。文法自体の難易度は3級と大きく変わりませんが、文法学習を通して触れる韓国の文化や考え方が少し難しく感じられます。特に、ディベートの進め方やアンケートの取り方など、やや専門的な内容が増えたことが要因だと思います。一方、各課で学ぶことわざのような表現も興味深く、「猿も木から落ちる」は日本と韓国で共通の表現であったり、「ぼったくられる(る)」は韓国では「瓢箪を被る(被せる)」と異なる言い回しをするなど、多くの発見がありました。来月には発表のテストと中間テストが控えているため、しっかりと復習を行い備えていきたいです。
景福宮で
日常生活を通した文化理解と成長
韓国での生活も10カ月が経ち、日常の中での新鮮な驚きは減ってきましたが、その分、以前は見過ごしていた細かな文化の違いや生活の工夫に気づくようになりました。たとえば、ごみの分別やエレベーターでのマナー、バスの乗り降りでの行動などの公共意識に韓国ならではの特徴があると感じました。また、コンビニや飲食店での接客スタイルにも日本との違いがあり、最初は少し戸惑いましたが、今ではそうした対応も「韓国らしさ」として受け入れられるようになりました。さらに、日々の生活を通して、言葉だけでなく、韓国の人々と価値観や考え方に触れる機会が少しずつ増え、それに伴い自分の視野も広がってきていると感じています。買い物や飲食、交通機関の利用など、一見すると何気ない場面にも文化の違いが表れており、その1つ1つが学びになっています。今後も身の回りの小さな出来事から多くを学びながら、残り少ない留学生活でより深く韓国の暮らしや文化を理解していきたいと思います。
景福宮