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授業紹介:社会調査法入門 (担当:福山裕宣准教授)


2022年8月15日

社会調査とは

社会調査(Social Research, Social Survey)は、人々の意識や行動などの実態をとらえ、広く社会に貢献することを目的として行われています。社会のメカニズムの解明や、実際の社会的な場面における人間行動に関する問題の発見や解決に向けて、基礎的な資料やデータを調べ、収集、整備、解析をしていきます。

なかには、問題解決に向けて集めたデータから知見を得て、政策的な助言・提案とつながることもあります。また、文章や映像等の内容分析、既に集計された統計データ (マクロデータ)の利用などの手法も用いられています。

社会調査は、対象とする人間行動について記述し、因果関係について説明するプロセス全体と、そこで採用され、用いられる調査技法のことを指しています。

調査の対象は、マクロからミクロに至るまで、すなわち社会の全体から組織・集団、さらには社会的存在としての個人に至るまでさまざまです。領域も「家族」「地域」「都市」「産業」「文化」「環境」「教育」「福祉」「社会意識」などと幅広く、様々な調査が行われ、報告されています。目的や問いに対して適切でない対象の選択は、その調査研究そのものを台無しにしてしまいます。

社会調査には、「事実・実態はどうなっているのか、どのような現状なのか」という記述的なアプローチ、「どうすれば生活環境や福祉の問題を解決できるのか」という問題解決型のアプローチ、「なぜそうなっているのか」という理論構成的なアプローチや、時間をかけてじっくり取り組む調査、大勢の人を対象にした、ある一時点の状態を見る調査があります。

授業内容

本授業では、社会調査の歴史をひもときながら、さまざまな調査を見て、調査研究の目的や問いに対してどのような調査方法がとられ、調査対象を選び出しているのか、などを見ていきます。加えて、調査収集したデータの分析やまとめ方について学んでいきます。

(臨床心理学科 福山裕宣)
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