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授業紹介:心理学的支援法(心理療法A)


2023年8月1日
担当教員:井上 忠典教授
「心理療法」というのは、訓練された心理カウンセラーが悩みを抱えたクライエントの精神的健康の改善を目的として、心理学的方法を用いて行う援助のことです。主要な理論や学派がいくつかありますが、この授業では、そのひとつである「精神分析」についての知識を習得することを目的にしています。精神分析を創始したフロイトの生涯、精神分析における心のモデル、発達と性格形成、心の病の捉え方、その治療法について理解を深めるために、資料や事例を活用しながら解説します。

毎回授業の終了時に、その回の授業内容についての感想や質問を書いたリアクションペーパーを提出してもらいます。翌回はじめの時間に、質問に回答することにより、受講学生が疑問に思った点についてさらに理解を深めてもらいます。

学生の感想

  • フロイトの生涯と功績についてより詳しくなれたと思います。フロイト自身の経験も理論に織り交ぜられていて、エディプスコンプレックスの発見とその内容についてかなり衝撃的でした。
  • 精神分析の理論が性を重視することに対して少し違和感に似た感情ありましたが、人間も根本的に動物であり種を残すことを目的としているという解説を聞くと、少し納得のいく考え方であると思いました。
  • 自分は、人のいいなと思った話し方や行動を真似してしまう癖のようなものがあるが、これが同一化かなと思った。防衛機制は無意識で行われるもので、仕方ないものではあるけど、やりすぎると気持ち悪いので自重しようと思う。
  • アンナ・Oの症例や自由連想法について学び、ただ心に浮かんだことすべてを語らせることで、その人自身に何か良い変化が起きるのかと不思議に思いました。
  • 自由連想法は、AIを使って行った場合と、人間が行った場合ではどちらが効果的なのだろうか。


(臨床心理学科)
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