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先生にインタビュー!:石隈 利紀教授


2024年2月29日
臨床心理学科1年生が臨床心理学科の先生方にインタビューをしました。
第1回は石隈 利紀教授へのインタビューを紹介します。

スクールカウンセリングで難関だったことは何か教えてください

いじめに関する問題が難関です。被害者と加害者の主張が食い違ったりすることがあるため、被害者だけでなく加害者とのカウンセリングも困難に感じます。また、保護者とも話し合うこともありますが、我が子が心配でならない方が多く、その対応も難しいですね。ひとりで対応するのは難しいため、チームで対応するようにしています。

東日本大震災で行った支援活動を教えてください

学校に来ている子どもをリラックスさせたり、「震災後なのに学校に来てえらい」といったことを伝えたりしました。また、震災後の教育で悩んでいる学校の先生方の相談を受けたり、教育をどのように行ったらいいかを一緒に考えたり、助言したりしました。その他に、アメリカの震災支援の資料を日本語に翻訳して学校に配るなども行いました。

今後の心理学をどう発展させたいかを教えてください

心理学は人を支援したり理解したりするひとつの枠組みでしかなく、心に携わる人は多く存在しているため、心理学者は心理学の知識「心理支援」の専門家として支援を行います。格差社会や生きるのに苦戦している人に心理支援は役に立ちますので発展させていきたいですね。

教師たちへの教育相談の内容は何か教えてください

日本の教育支援の特徴として、担任が一人で背負ってしまい頑張りすぎることがあります。比べて、アメリカは分業制が徹底されていて一人で行うことはありません。アメリカのように分業制が徹底されていなくても、日本らしいチーム支援ができるようにしていきたいと思います。

インタビューを通して

  • 直接話してみて石隈先生の優しくて明るい人柄を感じた。インタビューした私たちの名前を覚えようとしてくださったり、インタビュー中も笑顔で質問に答えてくださったのが嬉しかったです。
  • あまり接点がなく、インタビューの際に緊張していたが、石隈先生は笑顔で快く質問に答えてくださり、私たちに対して質問を投げかけてくれて話しやすかったです。また、わかりやすいような言葉選びや例を出して説明してくださったので、多くの人とお話しているのだと感じました。

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