グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

着任のご挨拶:中村 聡美特任教授


2024年4月17日
2024年4月に、応用心理学部臨床心理学科に着任いたしました、中村聡美です。
病院臨床、認知行動療法、産業ストレスが専門領域です。

これまでは、総合病院の精神神経科・心療内科、企業内の産業保健チームに所属をしていました。前者の医療領域では、チーム医療の一員として多職種と連携しながら様々な精神疾患の方に個別に関わるとともに、うつ病で休職している方々へのグループ療法(集団認知行動療法)を担当してきました。後者の産業領域では、社内研修や組織への働きかけを行うなど、キャリア全体を通して、個人、グループ、組織など異なる設定を対象に治療から予防まで幅広く携わってきました。

うつ病の方々へのグループ療法を実践する中で生じた、「似たような職場ストレスでも、うつになる人とそうでない人がいる。うつになる人は職場のストレスをどのように受け取っている(認知している)のか?」という問いをきっかけに臨床研究を続けており、結果の一部は臨床現場で応用しています。

大学院では、「臨床心理実習Ⅰ(心理実践実習Ⅲ)」、「臨床心理基礎実習Ⅰ」、「臨床心理実習Ⅱ」、「臨床心理基礎実習Ⅱ」、「心理実践実習Ⅱ」等、臨床心理学科では、「心理実習」、「心理演習(心理支援実習)」等の実習系科目を担当しています。

皆さんには、学外の巡回指導で関わらせていただく時間も多いと思います。慣れない場での実習はわからないことも多く戸惑うこともありますが、一方で、新たな気づきを得て喜びを感じることもあります。患者さんやクライエントから学ぶことは多く、私も臨床の中で日々、学び、考え、実践することを繰り返しています。

皆さんが、様々な実習経験を仲間と共有しながら、目の前の人に必要な支援を届けられる専門家を目指していくためのお手伝いをします。


(臨床心理学科・大学院心理学研究科)
  1. ホーム
  2.  >  臨床心理学科からのお知らせ
  3.  >  着任のご挨拶:中村 聡美特任教授
資料請求・デジタルパンフ