授業紹介:障害者・障害児心理学
2025年9月3日
担当教員:別府 さおり准教授
障害と「当たり前」と心理学
この社会は、障害のない人を中心として作られてきました。階段を自分の足で昇降すること、音声アナウンスを聞くこと、紙の教科書に書かれた文字を読むこと等々。これらが「普通」で「当たり前」で「基準」となるため、障害のある人は生活上・学習上の困難を経験することになります。
このような困難の解消のための一例として、バリアフリーの取り組みが挙げられます。バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)を除去することです。
例えば、今では高齢者や妊婦などにとっても利便性の高い駅のエレベーターですが、全国初のエレベーターは障害者を中心とした運動がきっかけとなり、大阪の地下鉄駅で設置されました。また近年では、読書バリアフリー法が施行され、読書が困難な人々の読書環境の整備が求められています。
私が担当する科目「障害者・障害児心理学」では、単に「『障害のある大人と子ども』という『特別な人たち』の心理と支援方法を学ぶ」だけではなく、「この社会の有り様によって困難を経験せざるを得ない状況にある(陥る)」点についても理解を深めてもらえるよう意識して授業を行っています。
障害者支援に限らず心理支援に携わることを目指す人はもちろん、社会の一員である全ての学生の皆さんと一緒に、身の回りの「当たり前」に気づける感性を磨いていきたいです。
(臨床心理学科)
担当教員:別府 さおり准教授
障害と「当たり前」と心理学
この社会は、障害のない人を中心として作られてきました。階段を自分の足で昇降すること、音声アナウンスを聞くこと、紙の教科書に書かれた文字を読むこと等々。これらが「普通」で「当たり前」で「基準」となるため、障害のある人は生活上・学習上の困難を経験することになります。
このような困難の解消のための一例として、バリアフリーの取り組みが挙げられます。バリアフリーは、障害によりもたらされるバリア(障壁)を除去することです。
例えば、今では高齢者や妊婦などにとっても利便性の高い駅のエレベーターですが、全国初のエレベーターは障害者を中心とした運動がきっかけとなり、大阪の地下鉄駅で設置されました。また近年では、読書バリアフリー法が施行され、読書が困難な人々の読書環境の整備が求められています。
私が担当する科目「障害者・障害児心理学」では、単に「『障害のある大人と子ども』という『特別な人たち』の心理と支援方法を学ぶ」だけではなく、「この社会の有り様によって困難を経験せざるを得ない状況にある(陥る)」点についても理解を深めてもらえるよう意識して授業を行っています。
障害者支援に限らず心理支援に携わることを目指す人はもちろん、社会の一員である全ての学生の皆さんと一緒に、身の回りの「当たり前」に気づける感性を磨いていきたいです。
(臨床心理学科)