臨床心理学科 小高 佐友里助教の記事が『指導と評価』に掲載されました
2025年9月9日
臨床心理学科 小高 佐友里助教が執筆した記事「負の感情とどうつき合うか/不登校との関連から考える『教師への負の感情』-学校心理学における『チーム援助』の視点から-」が、『指導と評価』2025年8月号に掲載されました。
臨床心理学科 小高 佐友里助教が執筆した記事「負の感情とどうつき合うか/不登校との関連から考える『教師への負の感情』-学校心理学における『チーム援助』の視点から-」が、『指導と評価』2025年8月号に掲載されました。
『指導と評価』は、新しい教育評価の理論や評価方法の実践紹介や、特別支援教育やいじめ・不登校問題など、学校に求められる様々な課題に応じたテーマ取り上げ、毎月定期で刊行されている教育評価とカウンセリングの教育専門誌です。
『指導と評価』 2025年8月号(vol.71-8)
発行:図書文化社
特集:「負の感情とどうつき合うか」
『指導と評価』 2025年8月号(vol.71-8)
発行:図書文化社
特集:「負の感情とどうつき合うか」
「負の感情とどうつき合うか/不登校との関連から考える『教師への負の感情』
-学校心理学における『チーム援助』の視点から-」
図書文化社から出版されている『指導と評価』8月号で、「負の感情とどうつき合うか/不登校との関連から考える「教師への負の感情」-学校心理学における「チーム援助」の視点から-」という記事を、スクールカウンセラーの立場からの助言として書かせていただきました。
2023年に報告された、児童・生徒、保護者、教師の三者の視点から行った不登校要因調査では、不登校に関連する要因は主に①「学習面の課題」、②「心身や生活リズムの不調」、③「いじめ被害」や「子どもと教師との関係性の課題」に関する要因が挙げられました。「指導と評価」の記事では、このうち、③に関連し、児童・生徒や保護者から教師に向けられる負の感情を取り上げました。
負の感情を適切に理解し、丁寧に対応することは、その感情の裏にある子どもの思いや、子どもを支える保護者の願いといった、真のニーズに気づくチャンスとなります。このような視点から負の感情を捉えることで、適切な対処の方法が見えてくることがあります。その一方で、負の感情に翻弄されているうちに対応が遅れ、そのことが不登校の発生につながってしまうこともあります。こういった可能性を考慮すると、担任や窓口となった先生が一人で抱え対処するのではなく、「チーム援助」の視点から、児童・生徒の健やかな発達を支えていくために、その子どもに関係する職員全体で、協力していくための体制づくりが大切です。学校における「チーム援助」にあり方に関心のある方は、是非ご参考ください。
小高 佐友里
(臨床心理学科)
-学校心理学における『チーム援助』の視点から-」
図書文化社から出版されている『指導と評価』8月号で、「負の感情とどうつき合うか/不登校との関連から考える「教師への負の感情」-学校心理学における「チーム援助」の視点から-」という記事を、スクールカウンセラーの立場からの助言として書かせていただきました。
2023年に報告された、児童・生徒、保護者、教師の三者の視点から行った不登校要因調査では、不登校に関連する要因は主に①「学習面の課題」、②「心身や生活リズムの不調」、③「いじめ被害」や「子どもと教師との関係性の課題」に関する要因が挙げられました。「指導と評価」の記事では、このうち、③に関連し、児童・生徒や保護者から教師に向けられる負の感情を取り上げました。
負の感情を適切に理解し、丁寧に対応することは、その感情の裏にある子どもの思いや、子どもを支える保護者の願いといった、真のニーズに気づくチャンスとなります。このような視点から負の感情を捉えることで、適切な対処の方法が見えてくることがあります。その一方で、負の感情に翻弄されているうちに対応が遅れ、そのことが不登校の発生につながってしまうこともあります。こういった可能性を考慮すると、担任や窓口となった先生が一人で抱え対処するのではなく、「チーム援助」の視点から、児童・生徒の健やかな発達を支えていくために、その子どもに関係する職員全体で、協力していくための体制づくりが大切です。学校における「チーム援助」にあり方に関心のある方は、是非ご参考ください。
小高 佐友里
(臨床心理学科)