高校生の質問にお答えします④「公認心理師や臨床心理士はどのような仕事をするのですか?」
2025年10月1日
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
公認心理師や臨床心理士は具体的にどのような仕事をするのですか?
回答者:一谷 幸男教授
実際の現場での仕事はとても広範囲であり、保健医療、教育、福祉、産業、司法・犯罪というような領域で多岐にわたります。
具体的に、代表的な例を挙げますと、
公認心理師は国の資格であり、臨床心理士は資格認定協会による民間資格ですが、ご質問にある仕事の内容としては大きな違いはなく、いずれも専門的な知識とスキルを身につけて心の問題を抱える人の心理評価、心理支援を行い、さらに心理教育や予防においても活躍しています。
(臨床心理学科)
実際の現場での仕事はとても広範囲であり、保健医療、教育、福祉、産業、司法・犯罪というような領域で多岐にわたります。
具体的に、代表的な例を挙げますと、
- 病院や医療施設での、面接や心理検査にもとづく心理評価(アセスメントと呼びます)や心理療法の実施
- 学校(小・中・高等学校)での、スクールカウンセラーとしての児童生徒の相談や保護者・教員との連携、発達支援
- 企業でのストレスチェックや職場環境の改善の提案
- 福祉施設(児童相談所、就労支援施設など)での調査や心理支援
- 少年院など矯正施設での再犯防止プログラムによる社会復帰の支援
- 災害時の被災者の心のケア
公認心理師は国の資格であり、臨床心理士は資格認定協会による民間資格ですが、ご質問にある仕事の内容としては大きな違いはなく、いずれも専門的な知識とスキルを身につけて心の問題を抱える人の心理評価、心理支援を行い、さらに心理教育や予防においても活躍しています。
(臨床心理学科)