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高校生の質問にお答えします⑧「臨床心理学は『心の科学』だと聞きました。それはどういう意味ですか?」


2026年1月27日
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。

臨床心理学は「心の科学」だと聞きました。それはどういう意味ですか?

回答者:沢宮 容子教授
臨床心理学は、「心」という目に見えない対象を科学的な方法で探求し、そこで得た知見を人々の心の支援に生かそうとする学問です。「心の科学」と言われるのはそのためです。

この「心の科学」の土台となっているのが、「サイエンティスト・プラクティショナーモデル」です。これは、サイエンティスト(科学者)とプラクティショナー(実践家)という2つの役割を、臨床心理の専門家がバランスよく担うべきだ、という理念を指します。
  • サイエンティスト(科学者)として:人はなぜ悩むのか、どのような心の支援が効果的なのか、研究論文や客観的なデータに基づき、深く検討し、検証します。
  • プラクティショナー(実践家)として:科学的探求で得られた知識や、効果が実証された具体的な方法を習得し、実際に困っている方々を支援します。

大切なのは、これらの役割が別々ではなく、不可欠に結びついている点です。現場で悩みをかかえる人々と向き合う中で生まれた疑問の数々は、新たな研究の出発点となります。そして、研究で得られた成果は、現場の支援の質を高めます。このように、研究と実践が循環することによって、より質の高い心のケアへとつながっていくのです。

臨床心理学は、この「サイエンティスト・プラクティショナーモデル」を1つの指針とし、「心の科学」としての信頼性を高めながら、一人ひとりの心の回復や成長、ひいては社会全体のウェルビーイング(幸福)へ貢献することを目指しています。

(臨床心理学科)
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