高校生の質問にお答えします⑬「ストレスや不安を和らげるために、普段からできることはありますか?」
2026年3月30日
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
Q:ストレスや不安を和らげるために、普段からできることはありますか?
回答者:塚田 知香准教授
進路、人間関係、将来への不安。大学生活の中でも、心が落ち着かないと感じることは誰にでもあります。そんな時に自分自身を見つめ直すきっかけになる、「想定書簡法」というワークをご紹介します。これは、投函することのない手紙を書くことで、自分の心と対話する方法です。
ワークの進め方
進路、人間関係、将来への不安。大学生活の中でも、心が落ち着かないと感じることは誰にでもあります。そんな時に自分自身を見つめ直すきっかけになる、「想定書簡法」というワークをご紹介します。これは、投函することのない手紙を書くことで、自分の心と対話する方法です。
ワークの進め方
- 一度目をつむり、静かな気持ちでこれまでの人生を振り返ってみてください。その中で、あなたの気持ちをやさしく理解し、温かく支えてくれた人は誰でしょうか?一人思い浮かべてみてください。今は会っていなくても、もう会えない人でもかまいません。
- その人に向けて、「今、私は・・・」という書き出しで手紙を書きましょう。今の生活や日々のストレス、心配事など、そのまま言葉にしていきます。この手紙は誰にも見せず、自分の手元に置くものなので、自分の心の変化に注意を向けつつ、率直に気持ちを表してみてください。
- 書きあげた手紙を読み返し、今度はあなたがその「優しい理解者」になり代わって、自分への返信を書いてください。その人はあなたの言葉を受け止め、どのように応えてくれるでしょうか?

このワークは、肯定的な感情を高め、否定的な感情をやわらげる体験につながることが報告されています。実際に体験した学生からは「励まされて嬉しかった」「涙が止まらなくなり、また頑張ろうと決心できた」などの声が寄せられています。
この対話を通して、自分の中にいる「一番の理解者」を再発見してみてください。その存在は、大学生活の中でも、きっとあなたの力になってくれるはずです。
この対話を通して、自分の中にいる「一番の理解者」を再発見してみてください。その存在は、大学生活の中でも、きっとあなたの力になってくれるはずです。
ワーク出典:福島 脩美(2005)自己理解ワークブック、金子書房
(臨床心理学科)
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