臨床心理学科 西村 昭徳教授が日本心理学会第89回学術大会で学術大会優秀発表賞を受賞しました
2026年3月31日
臨床心理学科 西村 昭徳教授が日本心理学会第89回学術大会(2025年9月5日~7日)にてポスター発表を行った研究(共同研究)が、学術大会優秀発表賞を受賞しました。
■題目:記憶の失敗に対する周囲の指摘と精神的健康度との関連
■発表者:発表者:○島内 晶 1,西村 昭徳 2,佐藤 眞一 3
(1. 東京未来大学,2. 東京成徳大学,3. 大阪大学)
臨床心理学科 西村 昭徳教授が日本心理学会第89回学術大会(2025年9月5日~7日)にてポスター発表を行った研究(共同研究)が、学術大会優秀発表賞を受賞しました。
■題目:記憶の失敗に対する周囲の指摘と精神的健康度との関連
■発表者:発表者:○島内 晶 1,西村 昭徳 2,佐藤 眞一 3
(1. 東京未来大学,2. 東京成徳大学,3. 大阪大学)
■研究の概要:自分は記憶力が優れているとか、物覚えが悪いといった記憶に対する自己認識(メタ記憶)は、実際の記憶成績と必ずしも一致しないと考えられています。例えば、認知症を伴う高齢者のように、自分の記憶の問題に対して自覚が乏しい人が、周囲から物忘れを指摘されたとき、心はどう揺れるのでしょうか。本研究は20~80代を対象にWeb調査を実施し、記憶の失敗への「周囲の指摘」と精神的健康(WHO-5)の関係を検討しました。高齢群(60代以上)では、「さっきも同じ話をした」と言われることや指摘後に不安になることが、精神的健康の低さと関連することがわかりました。この結果から、特に、認知症が疑われる高齢者の心理支援においては、記憶の失敗をめぐる当事者とのコミュニケーションにおいて、家族をはじめ、ケアに関わる周囲がこの点について配慮できるように環境調整を行っていくことが重要であると考えられました。今後、配慮の在り方についてさらに検討を進めていきたいと思います。

(臨床心理学科)
