高校生の質問にお答えします⑯「心理学を学ぶと、自分の性格や考え方は変わりますか?」
2026年6月20日
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。
心理学を学ぶと、自分の性格や考え方は変わりますか?
回答者:阿部 宏徳准教授
「性格なんて変えられない…」——そう思っていませんか?心理学研究は、少し違うことを示しています。
92本の時間経過を伴った研究をまとめた分析(Roberts et al., 2006)によると、性格は生涯を通じて発達し続け、特に10代〜20代に変わりやすいことが分かっています。Robertsは2024年のインタビューでも「青年期から若い成人への移行期こそ、人が変わりやすいタイミング」と述べており、この時期に関する研究をもっと増やすべきだと話しています。
どんなふうに変わるかというと、「誠実さ」や「協調性」、「経験への開放性」が高まり、「感情の不安定さ」は下がっていく傾向があります。気持ちが少し落ち着いて、自分のことも他の人のことも、うまく扱えるようになっていくという感じです。
さらに最近の研究(de Moor et al., 2023)では、進学・就職・新しい人間関係といった「生活の転換点」が、性格の変化を後押しすることも示されています。高校生の今やこれからの大学生活、さらには就活などの経験があなたに変化を促します。新しい経験を積むこと自体が、自分を少しずつ変えていく力になるのかもしれません。
(臨床心理学科)
「性格なんて変えられない…」——そう思っていませんか?心理学研究は、少し違うことを示しています。
92本の時間経過を伴った研究をまとめた分析(Roberts et al., 2006)によると、性格は生涯を通じて発達し続け、特に10代〜20代に変わりやすいことが分かっています。Robertsは2024年のインタビューでも「青年期から若い成人への移行期こそ、人が変わりやすいタイミング」と述べており、この時期に関する研究をもっと増やすべきだと話しています。
どんなふうに変わるかというと、「誠実さ」や「協調性」、「経験への開放性」が高まり、「感情の不安定さ」は下がっていく傾向があります。気持ちが少し落ち着いて、自分のことも他の人のことも、うまく扱えるようになっていくという感じです。
さらに最近の研究(de Moor et al., 2023)では、進学・就職・新しい人間関係といった「生活の転換点」が、性格の変化を後押しすることも示されています。高校生の今やこれからの大学生活、さらには就活などの経験があなたに変化を促します。新しい経験を積むこと自体が、自分を少しずつ変えていく力になるのかもしれません。
(臨床心理学科)
