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高校生の質問にお答えします⑱「Q:心理学を学ぶと、人の心が読めるようになるのですか?」


2026年8月20日
このQ&Aコラムでは、毎回、高校生のみなさんからいただいた臨床心理学についての質問に、臨床心理学科の教員がお答えしていきます。

Q:心理学を学ぶと、人の心が読めるようになるのですか?

「心理学を学ぶと、人の心が読めるようになるの?」という質問、オープンキャンパスなどでもよく聞かれます。

結論から言うと、「人の心を科学的に研究するのが心理学なので、読めるようになるっちゃ、なる!」と思います。

特に、カウンセラーや公認心理師などの専門家は、相手が語る言葉だけでなく、表情やしぐさ、その背景にある「感情」や「これまでの歩み」を丁寧に推測する訓練をたくさん受けています。そのため、日常生活の中でも人の気持ちの機微に少し敏感になれるかもしれません。こうした「相手の心に寄り添おうとする意識」を持つことは、心理学を学ぶ上でとても大切です。

ただ、ここで少し大切な注意点があります。

それは、「人の心は、自分とは全く違うものなんだ」ということを知る経験のほうが、はるかにおもしろく、そして大事だということです。

普段の学校生活でのさまざまな体験や、本(小説など)を読んだり、多様な人たちとの人間関係を経験したりする中で、「自分とは違う考え方や感じ方をする人がいるんだ!」と実感する――。その積み重ねこそが人間関係の基本です。

心理学という学問は、魔法のように相手の考えていることをズバリ当てるものではありません。そうではなく、「人間を理解するための『見方』や『視点』をそっと提供してくれるもの」にすぎないのです。

高校生のみなさんへメッセージ

高校生のいま、友達の言動に悩んだり、自分の気持ちが分からなくなったりすることもあるかもしれません。

心理学を学ぶと、自分や他人のこころを少し離れた場所から眺める「レンズ」を手に入れることができます。すると、これまで見えなかった景色が広がったり、人付き合いがちょっとラクになったりします。

「人のこころってどうなっているんだろう?」という素朴な好奇心を大切に、ぜひ一緒に心理学の世界をのぞいてみませんか?大学でみなさんと学べる日を楽しみにしています!

(臨床心理学科)
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