学生によるオレンジリボン運動——学園祭でつないだ「やさしさ」の輪と朝比奈ゼミのチャレンジ
2025年11月11日
こども家庭庁では、毎年11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しています。子ども学部 朝比奈ゼミ(担当:朝比奈 朋子准教授)では、ゼミの学生が「親子のまわりに みんなのやさしさ」をテーマに、10月25日・26日の桐友祭で、キャラメル味のポップコーンの販売とともに「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」のチラシを配布しました。
親子連れの来場者が笑顔でポップコーンを買いながら、自然に児童虐待防止のメッセージにふれていく——そんなやさしい導線を学生たち自身がデザインしました。
学生プロジェクトの舞台裏
こども家庭庁では、毎年11月に「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しています。子ども学部 朝比奈ゼミ(担当:朝比奈 朋子准教授)では、ゼミの学生が「親子のまわりに みんなのやさしさ」をテーマに、10月25日・26日の桐友祭で、キャラメル味のポップコーンの販売とともに「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」のチラシを配布しました。
親子連れの来場者が笑顔でポップコーンを買いながら、自然に児童虐待防止のメッセージにふれていく——そんなやさしい導線を学生たち自身がデザインしました。
学生プロジェクトの舞台裏
- きっかけ:昨年秋、ゼミでの「オレンジリボンの活動を学園祭で」という朝比奈先生のひと言からスタート。翌春には4年生7人が主体となり、出店説明会への参加や学内手続きに着手。
- 情報の集め方:出店ジャンルや購入量などの不明点はMicrosoft Teamsを使い担当部署に質問し、会計の不安も会計担当とのやり取りで解消。
- 機材・物品の調達:9月中旬に大学へ業務用ポップコーン機の貸出申請。10月にはオンラインショップでポップコーンの豆やフレーバー、業務用カップ、装飾品を発注。好評のため、初日に売り切れそうになり追加発注・配送手配。装飾用の段ボールは藤田 寿伸准教授(芸術学)に相談し、譲り受けるなどして工夫。オレンジリボンのグッズ(ウィンドブレーカー、たすき)は東京都北児童相談所に相談し、借用。
- 衛生・安全の対応:北区保健所の臨時出店許可証取得のため、担当部署から検査キットを受領し、各団体で取りまとめて提出。
- チーム運営:10月から毎週水曜日の昼休みにゼミ打ち合わせ+ランチを継続。3年生9人が当日のシフトに参加し、店番は4~5人体制で交代。
代表学生(千野さん・4年生)の声
出店の準備は、わからないことだらけでしたが、質問できる環境があったので前に進めることができました。大学の仕組みを使いこなすこと自体が学びでした。
経費の扱いは、備品は大学に請求できるので安心しましたが、食材は立て替えで売上から精算するため控えめに仕入れ、追加発注するという「リスク管理」も実践できました。学園祭は、ゼミだけでなく学園祭実行委員の学生や担当部署の職員の方、応援してくれる仲間、先生方ともつながる機会になり、当日には自分達の行動がやさしさを広げることを肌で感じました。
経費の扱いは、備品は大学に請求できるので安心しましたが、食材は立て替えで売上から精算するため控えめに仕入れ、追加発注するという「リスク管理」も実践できました。学園祭は、ゼミだけでなく学園祭実行委員の学生や担当部署の職員の方、応援してくれる仲間、先生方ともつながる機会になり、当日には自分達の行動がやさしさを広げることを肌で感じました。
参加した3年生の声
- キャンペーンのメッセージを、子ども達が喜ぶお店にのせて伝える企画力を見習いたいと思いました。
- 先輩達とゆっくり話す時間ができ、ゼミの一体感が高まりました。
「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」とは
子ども家庭庁「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」ページ
URL:https://kodomoshien.cfa.go.jp/no-gyakutai/orangeribbon/

(子ども学科)
