子ども学科 春日 学准教授が小学校の「授業研究」の講師を務めました
2025年12月4日
11月26日、府中市立府中第五小学校(松下 雄太校長)で行われた校内授業研究会に、子ども学部の春日 学准教授が講師として参加しました。
世界から注目されている日本の授業研究
学校現場では、日々「子どもたちによりよい授業を届けたい」という思いのもと、先生方は様々な工夫を重ねています。その中でも、「授業研究」は、日本の学校教育を支えてきた原動力といえます。授業研究の進め方は様々ですが、各学校が研究テーマを設定し、その実現に向けた授業づくりのために行う研究会を「校内授業研究会」といいます。近年では、海外でも日本の授業研究への関心が高まり、「授業研究」を取り入れる国が増えてきています。
11月26日、府中市立府中第五小学校(松下 雄太校長)で行われた校内授業研究会に、子ども学部の春日 学准教授が講師として参加しました。
世界から注目されている日本の授業研究
学校現場では、日々「子どもたちによりよい授業を届けたい」という思いのもと、先生方は様々な工夫を重ねています。その中でも、「授業研究」は、日本の学校教育を支えてきた原動力といえます。授業研究の進め方は様々ですが、各学校が研究テーマを設定し、その実現に向けた授業づくりのために行う研究会を「校内授業研究会」といいます。近年では、海外でも日本の授業研究への関心が高まり、「授業研究」を取り入れる国が増えてきています。
1年生算数「引き算(ひきざん)」の授業

計算の仕方を大型モニターに映して
振り返る様子
今回の授業研究では、1年生の「引き算」の中でもつまずくことが多い「くり下がりのある引き算」の授業が行われました。例えば「16-7」の主な計算の仕方は、「引かれる数の16を10と6に分け、10-7は3、3+6は9」と計算する「減加法」と、「引く数の7を6と1に分け、16-6は10、10-1は9」と計算する「減々法」があります。この授業では、「自分の計算しやすいやり方を選ぼう」というめあてを設定し、子どもたちが学習に取り組みました。子どもたちは減加法に「ひきたすくん」、減々法に「ひきひきちゃん」と名前を付け、自分で考える時間、友達と相談する時間、学級全体で話し合う時間を通して、計算の仕方を考えていきました。
授業について意見を出し合う研究協議会
授業終了後、先生方が一堂に会し、研究協議会が行われました。授業を担当した先生が自身の授業を振り返り、授業を参観した先生方からは感想や意見が述べられ、今日の授業がどうだったかを話し合いました。先生方からは様々な発言があり、研究協議会は熱気にあふれていました。
会の締めくくりに、講師を務めた春日准教授は、授業の良かった点、授業をよりよくするためのアイデアについて話し、子どもたちの「考える力」と「話し合う力」が育まれていたこと、そして減加法と減々法という複数の計算方法を子どもたち自身が選択できる授業設計の工夫を高く評価しました。
春日准教授は、今回の研究会について「『教員の働き方改革』の中で、校内授業研究会を行うには様々な工夫が必要になってきています。どの学校でも先生方は『よい授業をしたい!』という思いを胸に、校内授業研究会に取り組んでいらっしゃるので、これからも理論と実践の両面から先生方のサポートができればうれしく思います。」と述べました。
(子ども学科)
授業終了後、先生方が一堂に会し、研究協議会が行われました。授業を担当した先生が自身の授業を振り返り、授業を参観した先生方からは感想や意見が述べられ、今日の授業がどうだったかを話し合いました。先生方からは様々な発言があり、研究協議会は熱気にあふれていました。
会の締めくくりに、講師を務めた春日准教授は、授業の良かった点、授業をよりよくするためのアイデアについて話し、子どもたちの「考える力」と「話し合う力」が育まれていたこと、そして減加法と減々法という複数の計算方法を子どもたち自身が選択できる授業設計の工夫を高く評価しました。
春日准教授は、今回の研究会について「『教員の働き方改革』の中で、校内授業研究会を行うには様々な工夫が必要になってきています。どの学校でも先生方は『よい授業をしたい!』という思いを胸に、校内授業研究会に取り組んでいらっしゃるので、これからも理論と実践の両面から先生方のサポートができればうれしく思います。」と述べました。
(子ども学科)
