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健康・スポーツ心理学科 出雲 輝彦教授が日本体育・スポーツ・健康学会大会のシンポジウムでコーディネーターを務めました


2025年9月16日
健康・スポーツ心理学科の出雲 輝彦教授が、日本体育・スポーツ・健康学会 第75回大会の期間中に開催されたシンポジウムでコーディネーターを務めました。

日本体育・スポーツ・健康学会 第75回大会
期間:2025年8月27日(水)~29日(金)
会場:日本体育大学 東京・世田谷キャンパス
シンポジウムテーマ
 「国際競技力の向上を通じた豊かな社会の実現」
●コーディネーター
 出雲 輝彦教授(東京成徳大学)
 田原 陽介氏(青山学院大学)
●パネリスト
 菊 幸一氏(国士舘大学大学院)
 久木留 毅氏
  (日本スポーツ振興センター/HPSC/JISS)
 室伏 由佳氏(順天堂大学スポーツ健康科学部)

シンポジウムの登壇者と出雲教授

出雲 輝彦教授のコメント

2000年策定の「スポーツ振興基本計画」以降、日本の国際競技力向上は「国策」として位置づけられています。日本の国際競技力については、オリンピックでの獲得メダルを指標とした場合、1996年のアトランタ大会が「どん底」の水準にありましたが、今日まで数々の関連施策が展開されてきた結果、日本の国際競技力は相対的に向上し、2021年の東京オリンピックではV字回復を果たしました。しかし、国際競技力向上の目的は、単にオリンピック等でのメダル獲得数を増やすことにとどまりません。すなわち、そのプロセスや結果等を通じて、スポーツ分野のみならず、国家・社会の発展や人々のウェルビーイング(幸福や健康)の促進に寄与するなど、より大きな意義が期待されています。

今回のシンポジウムでは、私から10分程度の問題提起を行い、その後、3名のシンポジストからさまざまなお話を伺うことができました。1,000席ある会場には多くの方々のご来場があり、国際競技力の向上が豊かな社会の実現にどのようにつながるかについて、共に考える貴重な機会となりました。

今回、何らかの結論が出たわけではありませんが、国際競技力向上の「結果」が重要なのではなく、その向上に向けた「プロセス」が重要であること、そして、そのカギを握っているのが「アスリート」であることが確認されました。このテーマは、今後も引き続き研究課題としてまいります。

(健康・スポーツ心理学科)
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