千葉ロッテマリーンズ スポーツカウンセラーの中島 郁子氏にご講演いただきました
2025年12月16日
12月5日(金)、健康・スポーツ心理学科1年次科目「スポーツ心理学」の授業で、千葉ロッテマリーンズ 球団本部チーム戦略部 ハイパフォーマンスグループでスポーツカウンセラーとして活躍される中島 郁子氏をお招きし、「スポーツ心理学を活用したアスリートの心理サポート」をテーマとした特別授業を実施しました。
12月5日(金)、健康・スポーツ心理学科1年次科目「スポーツ心理学」の授業で、千葉ロッテマリーンズ 球団本部チーム戦略部 ハイパフォーマンスグループでスポーツカウンセラーとして活躍される中島 郁子氏をお招きし、「スポーツ心理学を活用したアスリートの心理サポート」をテーマとした特別授業を実施しました。
講演では、プロ野球チームにおけるスポーツカウンセラーの具体的な役割や、アスリートとの関わり方、チームスタッフとの連携、シーズンを通したメンタルサポートの実際など、現場での豊富なご経験に基づきお話しいただきました。教科書だけでは伝わりにくい、プロスポーツ現場の臨場感あふれるエピソードを通して、アスリートが直面するプレッシャーやスランプ、ケガからの復帰に伴う心理的課題など、リアルな視点から学ぶことができました。

本科目ではこれまでに、身体と心の関係、動機づけ、チームダイナミクス、心理スキル、メンタルヘルスなどの基礎理論と研究を扱ってきましたが、今回の講演により、受講学生はそれらの知識がプロスポーツの現場でどのように活用されているのかを具体的にイメージすることができました。
講演後の質疑応答では、信頼関係構築の工夫やスポーツ業界で働くために必要なことなど、多くの実践的な質問が寄せられ、学生一人ひとりが自身の学びを現場に結びつけて考える貴重な機会となりました。
健康・スポーツ心理学科では、今後も専門家をお招きした特別授業や現場との連携を通じて、理論と実践を統合した教育を推進していきます。
講演後の質疑応答では、信頼関係構築の工夫やスポーツ業界で働くために必要なことなど、多くの実践的な質問が寄せられ、学生一人ひとりが自身の学びを現場に結びつけて考える貴重な機会となりました。
健康・スポーツ心理学科では、今後も専門家をお招きした特別授業や現場との連携を通じて、理論と実践を統合した教育を推進していきます。
受講学生の感想
- 心の専門領域においての仕事は複数ありますが、健康の度合いや意識、無意識という観点からスポーツカウンセラーの対応範囲を理解することができました。また選手との関わり方として同じ時間を共にし、観察や会話を通して選手を知り、寄り添っていくと学びました。このように長い時間をかけて選手の心を育てていくという点から、スポーツカウンセラーはチームの重要な一員であると強く感じています。そして今回の授業を通して、スポーツに関わる仕事の選択肢を新たに知ることができ、刺激を受ける良い機会となりました。
- 普段はあまり知ることができないスポーツカウンセラーの話を聞くことができ、とても勉強になりました。プロ野球というシビアな世界で選手のメンタルをサポートすることの大変さを知りました。また緊張の仕組みについても学びました。講義の中で知識を得ると、考えが変わる。考えが変わると取り組みが変わる。取り組みが変わるとパフォーマンスが変わるとありました。今回の講義で知識を得ることができたので、今後の生活で考えを変え、パフォーマンスが向上できるよう繋げていきたいです。
(健康・スポーツ心理学科)
