グローバルナビゲーションへ

本文へ

フッターへ

グローバルな視点を育てる国際学(8)「日韓比較文化論」


2026年1月15日
現代のグローバル社会では、世界の多様な価値観についての理解に基づき、自国の社会・文化に対する認識を深め、外国の社会・文化を尊重し、国際関係や地球規模の課題に取り組んでいくことが求められています。国際学部では、そのような能力を養成するために、幅広い知識や、国際社会及び多文化への理解をもとに問題発見・解決力を身につけるカリキュラムが充実しています。このシリーズでは、そうした目標を実現する授業を一つひとつ紹介していきます。

日韓比較文化論(3年選択科目)

担当教員:徐 映京助教
この授業では、映画・ドラマ・音楽・バラエティー番組などのメディアコンテンツを対象として、日本と韓国の大衆文化が社会の中で持つ役割とその意義について理解を深めることを目的としています。大衆文化は、娯楽や消費の対象にとどまらず、各社会の価値観や時代認識、集団的アイデンティティを反映するとともに、それらを再構築する重要な役割を果たしています。本授業では、こうした大衆文化の機能に着目し、両国におけるメディアと社会の関係を比較文化的視点から考察します。日本と韓国の大衆文化を比較分析することを通じて、お互いの文化を尊重しつつ、論理的に説明できる思考力が育成され、また、国際的な視野を備えたグローバル人材に必要な基礎的能力も養成されることが期待されます。

地域の特性と時代から生まれる新たな文化
―東京都新宿区のコリアンタウン―

授業では、日本および韓国の大衆文化の具体例について、各時代の社会的背景や文化的特徴がメディア表現の中にどのように表れているのかに注目し、登場人物の描かれ方、感情表現、音楽や映像の用い方などを比較することにより、大衆文化が社会的な共感を形成していく仕組みの違いについて理解を深めていきます。

特に学生には、文化的差異を「違い」として捉えるのではなく、なぜそのような差異が生じたのかを、社会的・歴史的文脈の中で説明することを心がけています。また、政治・経済・技術環境の変化がコンテンツの制作や受容のあり方に与えてきた影響、さらにメディアが個人の認識や行動、社会的言説の形成に果たしてきた役割について考察することで、学生たちは大衆文化が時代を映し出す存在であると同時に、時代を形づくるものでもあると理解し、固定観念にとらわれず自ら批判的に捉えられる力を身につけます。
  1. ホーム
  2.  >  国際学科からのお知らせ
  3.  >  グローバルな視点を育てる国際学(8)「日韓比較文化論」
資料請求・デジタルパンフ