グローバルな視点を育てる国際学(9)「国際問題研究」
2026年2月15日
現代のグローバル社会では、世界の多様な価値観についての理解に基づき、自国の社会・文化に対する認識を深め、外国の社会・文化を尊重し、国際関係や地球規模の課題に取り組んでいくことが求められています。国際学部では、そのような能力を養成するために、幅広い知識や、国際社会及び多文化への理解をもとに問題発見・解決力を身につけるカリキュラムが充実しています。このシリーズでは、そうした目標を実現する授業を一つひとつ紹介していきます。
現代のグローバル社会では、世界の多様な価値観についての理解に基づき、自国の社会・文化に対する認識を深め、外国の社会・文化を尊重し、国際関係や地球規模の課題に取り組んでいくことが求められています。国際学部では、そのような能力を養成するために、幅広い知識や、国際社会及び多文化への理解をもとに問題発見・解決力を身につけるカリキュラムが充実しています。このシリーズでは、そうした目標を実現する授業を一つひとつ紹介していきます。
国際問題研究(3年選択科目)
担当教員:長島 怜央准教授
国際学部の学生は英語圏と韓国に留学し、現地の学生やホストファミリーだけでなく、世界各国からの留学生とも交流します。多くの学生は留学後の振り返りのなかで、そうした交流によって他国・他地域の人びととの歴史や社会の見方の違いに気づき、それらの国・地域の歴史や日本との関係史にますます興味を抱くようになったと語っています。
この授業では、そうした学生たちの関心を踏まえつつ、国際社会における歴史・記憶とナショナリズムの関係を考え、国際社会における和解の可能性を探っていきます。国際社会においては、植民地支配や戦争などに関する過去をめぐってさまざまな捉え方があり、それが国際関係の場において表面化することがしばしばあります。相互理解を深めて国際社会の平和や安定のために協働していくことは容易ではありません。そのような国際的な難問をこの授業では探究していきます。とくに対象としているのは、アジアと太平洋の島々に関わる植民地支配や戦争などの記憶をめぐる日本、アメリカ、現地社会の歴史的な変化です。
初回授業で、ナショナリズム、戦争の記憶、歴史認識、和解などの基本概念を確認します。その後の回は、①日本と太平洋の関係史、②戦場の体験と記憶、③原爆・核をめぐる記憶、④残留日本兵という4つのパートに分かれています。この授業ではそれぞれのテーマに関連したさまざまなトピックを通して、日本、アメリカ、太平洋の島々のあいだの集合的記憶の相違、そしてそれらの内部での記憶の多様性などに着目し、その背景や要因について議論します。たとえば、②のなかで取り上げるトピックのひとつは1941年12月の真珠湾攻撃です。現地ハワイの真珠湾攻撃に関連したミュージアムやメモリアルの内容、その先住民運動や日米関係との関連性について考えます。こうした授業を通じて、学生たちは複眼的に歴史を捉え、和解について理解を深めることが期待されます。
国際学部の学生は英語圏と韓国に留学し、現地の学生やホストファミリーだけでなく、世界各国からの留学生とも交流します。多くの学生は留学後の振り返りのなかで、そうした交流によって他国・他地域の人びととの歴史や社会の見方の違いに気づき、それらの国・地域の歴史や日本との関係史にますます興味を抱くようになったと語っています。
この授業では、そうした学生たちの関心を踏まえつつ、国際社会における歴史・記憶とナショナリズムの関係を考え、国際社会における和解の可能性を探っていきます。国際社会においては、植民地支配や戦争などに関する過去をめぐってさまざまな捉え方があり、それが国際関係の場において表面化することがしばしばあります。相互理解を深めて国際社会の平和や安定のために協働していくことは容易ではありません。そのような国際的な難問をこの授業では探究していきます。とくに対象としているのは、アジアと太平洋の島々に関わる植民地支配や戦争などの記憶をめぐる日本、アメリカ、現地社会の歴史的な変化です。
初回授業で、ナショナリズム、戦争の記憶、歴史認識、和解などの基本概念を確認します。その後の回は、①日本と太平洋の関係史、②戦場の体験と記憶、③原爆・核をめぐる記憶、④残留日本兵という4つのパートに分かれています。この授業ではそれぞれのテーマに関連したさまざまなトピックを通して、日本、アメリカ、太平洋の島々のあいだの集合的記憶の相違、そしてそれらの内部での記憶の多様性などに着目し、その背景や要因について議論します。たとえば、②のなかで取り上げるトピックのひとつは1941年12月の真珠湾攻撃です。現地ハワイの真珠湾攻撃に関連したミュージアムやメモリアルの内容、その先住民運動や日米関係との関連性について考えます。こうした授業を通じて、学生たちは複眼的に歴史を捉え、和解について理解を深めることが期待されます。

パールハーバー(真珠湾)に沈んだ戦艦アリゾナの上には
アリゾナ記念館が造られた。写真は内部の様子。

戦艦ミズーリは日本の降伏文書調印式が行われたことでも知られるが、現在はパールハーバーに係留されて記念館になっている。
