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グローバルな視点を育てる国際学(10)「日本語概論」


2026年3月15日
現代のグローバル社会では、世界の多様な価値観についての理解に基づき、自国の社会・文化に対する認識を深め、外国の社会・文化を尊重し、国際関係や地球規模の課題に取り組んでいくことが求められています。国際学部では、そのような能力を養成するために、幅広い知識や、国際社会及び多文化への理解をもとに問題発見・解決力を身につけるカリキュラムが充実しています。このシリーズでは、そうした目標を実現する授業を一つひとつ紹介していきます。

日本語概論(2年選択科目)

担当教員:堀内 貴子特任准教授
この授業では、普段何気なく使っている日本語について、外国語としての日本語という視点から、特徴や仕組みを学びます。日本語教員の資格のための科目でもあり、日本語教育の観点から日本語を捉え、日本語学習者に説明をするとしたらどうするか、ということも考えます。

授業では、音声、文字表記、語彙・意味、文法といったテーマを取り上げ、日本語の様々な側面について理解を深めます。まずは、学生自身で自分の言語使用を振り返りながら分析を行います。その上で、日本語学習者の例文を取り上げ、どのような誤用が見られるのか、その背景にはどのような要因があるのかを考察します。ペアやグループでの活動を必ず取り入れていますので、当たり前に使っている日本語を、改めて言語化し、理解を深めることができます。

助詞を取り上げた際に学生が描いたイラスト。「机の上に座る」と「机の上で座る」の違い。

助詞を取り上げた際に学生が描いたイラスト。
「机の上に座る」と「机の上で座る」の違い。

例えば、音声の回では、日本語の音がどのように作られているのか、口腔断面図を見ながら、実際に自分で発音して確認していきます。その後、日本語学習者にとって出しにくい音や不自然な発音になりやすい音を取り上げ、なぜそのような発音になっているのか、どのようにしたらより自然な発音になるのか、といったことを考えます。文字表記の回では、「えびフライ」、「エビフライ」、「海老フライ」のような表記の違いを例に、ひらがな、カタカナ、漢字の使い分けについて考えます。また、「日本語の文法」というと、古典文法を思い出す人が多いと思いますが、そうではなく、実際に使っている日本語の文法を扱います。無意識に使い分けている表現を取り上げ、意味の違いを考えたりします。(写真のイラストも一例です。)
授業全体を通して、日本語に対する理解を深め、分析的な視点を養います。さらに興味が湧いたら、3年次の「日本語音声学」や「日本語文法論」、「日本語教授法」で理解を深めることができます。当たり前に使えて、意味がわかる日本語を新たな視点から見直すことで、言語のおもしろさや複雑さ、奥深さを実感できるでしょう。
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