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専門科目紹介「比較文化入門」-「当たり前」を問うことから文化を考える


この授業では、文化について、多くの先行研究や様々な視点から、言語との関係なども絡めて考察を進めます。

「文化」とは、日常的にもよく見聞きするもので、伝統的なもの、衣食住に関わるものなど、具体的に思い浮かべることが容易なものがある一方、具体的な対象が必ずしもはっきりしていないものもあります。また、自らが属している文化については、必ずしも十分な認識ができておらず、異文化などに相対することで認識が可能になるということがあります。

そこで、受講者には、身の回りの自身にとっての「当たり前」を再認識し、思い込みを少なくすることから、客観的な考察を目指してもらっています。「自文化」の認識の第一歩ということになるかと思います。具体的な作業として、受講者間で認識確認をするアンケートを取って考えることなどもしてもらい、認識を新たにしてもらいました。

例えば、下記は授業中に受講者が提示したアンケート項目の結果の一部ですが、多様な回答がでてくることで、自身の当たり前が必ずしも他者の当たり前ではないことを知るきっかけにしてもらっています。

これらをきっかけに、異文化間コミュニケーションへの備えにもつなげ、さらには、他の国や地域の文化モデルなどについての知見も深めていきます。

また、「文化」と呼ばれるものは、「言葉」が存在することで、意識することが可能になることについて、言語と文化の関係についても具体例を交えて紹介し、文化についての認識における言語の重要性についての理解を深めてもらいます。

グローバル化する世界において、自他に対しての尊重の態度を身につけるとともに、調査研究に対しての手がかりをつかんでもらえることを期待しています。(大和田 栄)
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