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専門科目紹介「比較文化論」─食、娯楽、スポーツ、歌と踊り、言語、身体変工などから考える


この授業の目的は、植民地主義とグローバル化のなかでの社会と文化の変化について、とりわけオセアニア島嶼地域の文化復興運動に着目しながら考察することです。

全15回の流れとしては、オセアニア地域の地理と人類の進出について確認したあと、食・薬草・嗜好品(タロイモ、ココナッツ、カヴァ、ビンロウジ)、娯楽・賭博(闘鶏、カジノ)、スポーツ(ラグビー、アメフト、サッカー、野球)、歌と踊り(フラ、ハカ)、言語(マオリ語、ハワイ語、チャモロ語)、身体変工(タトゥー、イレズミ)などの歴史と現在を紹介し、その変化の意味を考えます。

ハワイ大学敷地内にあるタロイモ畑

グアムの商店で売られているミクロネシア連邦ヤップ島産のビンロウジ

今回は、グアムから一時帰国されていた高木秀暢さんに授業に参加していただき、ご自身の体験を中心にお話ししていただきました。保険代理店を経営されている高木さんは、グアム日本人会で長らく活動され、会長を務められたほか、現地でさまざまなボランティア活動に携わられてきました。現在は、グアム大学で日系人の歴史を掘り起こすプロジェクトを進めておられます。

授業のなかでは、農学部卒業後の60年代後半にサイパンやグアムで取り組まれていた農業のことや、近年熱心に活動されている第二次世界大戦関連の慰霊のことなどをお話しいただきました。現地でビジネスを行ない生活するなかでさまざまな問題を乗り越えてこられてきたことや、現地の方々と相互理解を深めてこられたことなど、貴重なお話に学生たちは耳を傾けました。学生たちにとっては、現地の社会や文化について学ぶだけでなく、卒業後の進路について考える機会にもなったようです。

学生たちの質問に答える高木秀暢さん

長島怜央
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