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先生に聞く─東京成徳の研究紹介─ 李正勲准教授


先生に聞く

2024年1月20日
本記事は、東京成徳学園広報誌「TOKYO SEITOKU NOW」との連動企画です。
広報誌に掲載した誌面も、ぜひあわせてご覧ください(誌面は【こちら】)。

李 正勲 准教授

李 正勲 准教授

今回「東京成徳の研究紹介」としてご紹介するのは、東京成徳大学国際学部の准教授 李 正勲(り じょんふん)先生です。

李先生は、冷戦時代の東アジア国際政治の変容や特徴、背景について、主に関係国の外交資料を活用し多角的な観点から考察する研究をしています。

経歴等について

著書ほか、これまでの研究業績

著書ほか、これまでの研究業績

学習院大学助教、米バークレー大学訪問研究者などを経て、2021年4月から東京成徳大学国際学部国際学科に准教授として着任しました。
研究領域は、東アジア・朝鮮半島をめぐる国際政治ですが、広く韓国学も手掛けています。

主な研究成果として、『中国の対韓半島政策』(共著、御茶ノ水書房)、『韓国政治経済論概説』(単著、三恵社)、『東アジア国際政治Ⅰ冷戦の形成』(単著、DTP出版)、『North Korea and South Korea』(共著、NOVA Science Publishers)などがあります。

今現在、取り組まれていること(研究など)

冷戦時代における東アジア国際政治の変容や特徴、その背景について、主に関係国の外交資料を用い多角的な観点から考察を行っています。

なかでもデタントの時代と呼ばれた1960年代後半以降の安全保障環境や同盟関係の変化について、多国間主義の形成や展開、諸国間の間主観的な関係性に注目し歴史的コンテキストに立ち総合的に解明しようとしています。

その研究に興味を持ったきっかけは?

東北学院大学で実施された「アジア流域文化研究所公開講演会」の登壇写真

東北学院大学で実施された「アジア流域文化研究所公開講演会」の登壇写真

研究の初期頃は、冷戦終焉後の東アジア国際政治の展開に焦点を当てましたが、地域情勢の緊張と対立の背景を探るなか、「冷戦とは何だったのか」をはじめ、「東アジア地域における冷戦の形成や展開、変容」について、より詳細に検証すべきではないかと考え、転換期ともいえる1960年代以降の地域情勢に関する調査研究に取り組むようになりました。

学生時代のことを教えてください

学生時代に冷戦終焉という世界情勢の大きな転換期を目の当たりにしました。韓国も日本も変化の真っただ中にありました。「目まぐるしい変化の先に何があるのか」を考えているうち、自然と地域情勢や世界情勢にかかわる書籍や論文を読み返しながら興味を広げ今日に至るようになりました。

研究や教育外ではどのように過ごしていますか?

週末などの時間に余裕がある時には、天気がよければ、よく近所を散歩しています。よい天気のもとで物事を考えながら歩くと、なぜか気持ちが落ち着く感じがしています。

今後の目標を教えてください

今、私にしかできない研究課題を見つけ出したとき、そこからさらに日々の努力が論文などの形として公表できたときは、安堵感とともに、研究者としてのやりがいを感じます。

だからこそ、今後の目標として、これまでの日々積み上げた努力の成果でもあり、研究者として残すことができたいくつもの研究成果を、いかなる形でまとめていくべきかを考えているところです。

記事をご覧の方へメッセージをお願いします

撮影場所:李先生の研究室

撮影場所:李先生の研究室

将来のことが少し不透明であってもなにか取り組みたいことがあれば、それに専念してみると、そこからさらに興味関心が広がることがあります。

成敗利鈍を問わず、その一歩を踏み出すことで自信がつき次に進むことができるのではないでしょうか。

皆さまのご活躍を応援しています。
そして、私も皆さまに負けないよう研究に取り組んでまいります。

皆さま、いかがでしたか?
記事をご覧になって、東京成徳の研究やその研究者である先生のことについて、理解ができたり、少しでも身近に感じたりしていただけたら、うれしいです。

また、もしこの記事を読んで、先生の研究や先生、大学のことに興味を持った高校生や受験生がいらっしゃったら、ぜひオープンキャンパスや学校見学にお越しください。
皆さまのご来校をお待ちしています。
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