心理学研究科修士課程2年生が日本学校心理学会第27回大会で修士論文の成果を発表しました
2026年1月22日
12月27日、大阪市で開催された日本学校心理学会第27回大会で、心理学研究科修士課程2年の梅井 健太郎さん、齋藤 鈴佳さん、森本 日奈子さんが修士論文の研究成果についてポスター発表を行いました。それぞれの研究概要と、感想をご紹介します。
梅井健太郎 不登校経験者の時間的展望形成過程
―社会との繋がりとサポートが果たす役割に焦点を当てて—
12月27日、大阪市で開催された日本学校心理学会第27回大会で、心理学研究科修士課程2年の梅井 健太郎さん、齋藤 鈴佳さん、森本 日奈子さんが修士論文の研究成果についてポスター発表を行いました。それぞれの研究概要と、感想をご紹介します。
梅井健太郎 不登校経験者の時間的展望形成過程
―社会との繋がりとサポートが果たす役割に焦点を当てて—
<研究概要>
個人の過去・現在・未来に対する認知や感情である「時間的展望」と不登校経験との関連について、社会との繋がりや周囲からの支えという視点を取り入れて研究を行いました。
不登校経験のある大学生を対象にインタビュー調査を行った結果、過去に対しては不登校経験への肯定的な意味づけと否定的な意味づけを繰り返すプロセス、未来に対しては安定した将来像と不安定な将来像を繰り返すプロセスが見出されました。また、このプロセスの土台には周囲からの支えが重要である可能性が示唆されました。
<感想>
初めての学会発表で緊張しましたが、学会全体が温かい雰囲気であったため、落ち着いて楽しみながら発表することができました。研究に興味を持って声をかけてくださる方も多く、さまざまなコメントをいただいたことで、研究テーマを広い視点から考え直す良い機会になりました。
個人の過去・現在・未来に対する認知や感情である「時間的展望」と不登校経験との関連について、社会との繋がりや周囲からの支えという視点を取り入れて研究を行いました。
不登校経験のある大学生を対象にインタビュー調査を行った結果、過去に対しては不登校経験への肯定的な意味づけと否定的な意味づけを繰り返すプロセス、未来に対しては安定した将来像と不安定な将来像を繰り返すプロセスが見出されました。また、このプロセスの土台には周囲からの支えが重要である可能性が示唆されました。
<感想>
初めての学会発表で緊張しましたが、学会全体が温かい雰囲気であったため、落ち着いて楽しみながら発表することができました。研究に興味を持って声をかけてくださる方も多く、さまざまなコメントをいただいたことで、研究テーマを広い視点から考え直す良い機会になりました。

齋藤鈴佳 知的障害がある子どもともつ母親の心理的変容過程
―専門家によるサポートとピアによるサポートに焦点を当てて—
―専門家によるサポートとピアによるサポートに焦点を当てて—
<研究概要>
知的障害があるお子さんをもつ保護者が、子育てを通して利用した専門家とピアによるサポートに焦点を当て、サポートを受ける前後の心理的変容過程(心の動き)について研究を行いました。
インタビューの結果、ライフステージの境目や年齢に伴うサービスの移行期に困難が生じやすいことがわかりました。また、専門家とピアから得た情報を取捨選択し、葛藤や試行錯誤を繰り返しながら子育てをされていたことから、様々な分野の専門家が連携を行い、切れ目ない支援体制を構築していくことの必要性が示唆されました。
<感想>
初めての学会発表でとても緊張していましたが、アットホームな雰囲気で沢山の方からご助言やご質問をいただき、大変勉強になりました。研究課題が見えてきたため、大学院修了後も研究と現場での実践を両立できるように努めていきたいと思います。
知的障害があるお子さんをもつ保護者が、子育てを通して利用した専門家とピアによるサポートに焦点を当て、サポートを受ける前後の心理的変容過程(心の動き)について研究を行いました。
インタビューの結果、ライフステージの境目や年齢に伴うサービスの移行期に困難が生じやすいことがわかりました。また、専門家とピアから得た情報を取捨選択し、葛藤や試行錯誤を繰り返しながら子育てをされていたことから、様々な分野の専門家が連携を行い、切れ目ない支援体制を構築していくことの必要性が示唆されました。
<感想>
初めての学会発表でとても緊張していましたが、アットホームな雰囲気で沢山の方からご助言やご質問をいただき、大変勉強になりました。研究課題が見えてきたため、大学院修了後も研究と現場での実践を両立できるように努めていきたいと思います。

森本日奈子 ルッキズムへの気づきと囚われ
—学校生活に注目して—
—学校生活に注目して—
<研究概要>
ルッキズム(外見にもとづく偏見や差別)に気づき、価値観として取り込むことで備わる行動過程について、小学校から大学までの学校生活に注目し研究しました。
女子大学生へのインタビューを行った結果、他者の評価や校則をきっかけに容姿への意識が高まり、ルッキズムの取り込みと、ルッキズムを意識した行動の表出を繰り返すことが明らかになりました。また、囚われの緩和にはルッキズムと距離をとることが有効であり、その背景に他者との関わりが作用する可能性が示されました。スクールカーストや容姿いじりとの関連も語られるなど、学校不適応とルッキズム意識の高まりが相互に影響し合う可能性が示唆されました。
<感想>
これまでとは違い、発表する立場で学会に参加できたことは、とても新鮮で貴重な経験でした。みなさんに興味を持っていただけたことに達成感を感じるとともに、多様な意見や質問から研究の課題やニーズが見えてきて、今後も研究の機会を持てればと感じました。
ルッキズム(外見にもとづく偏見や差別)に気づき、価値観として取り込むことで備わる行動過程について、小学校から大学までの学校生活に注目し研究しました。
女子大学生へのインタビューを行った結果、他者の評価や校則をきっかけに容姿への意識が高まり、ルッキズムの取り込みと、ルッキズムを意識した行動の表出を繰り返すことが明らかになりました。また、囚われの緩和にはルッキズムと距離をとることが有効であり、その背景に他者との関わりが作用する可能性が示されました。スクールカーストや容姿いじりとの関連も語られるなど、学校不適応とルッキズム意識の高まりが相互に影響し合う可能性が示唆されました。
<感想>
これまでとは違い、発表する立場で学会に参加できたことは、とても新鮮で貴重な経験でした。みなさんに興味を持っていただけたことに達成感を感じるとともに、多様な意見や質問から研究の課題やニーズが見えてきて、今後も研究の機会を持てればと感じました。

(心理学研究科)
